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カテゴリ:モルト
もう10年も前になりますが、有楽町の狭いバー
『キャンベルタウン ロッホ』 で月に一回ほどモルトを飲んでいました。 今は、仕事の大半が海外になってしまった ため、仕事帰りに寄ることが出来なくなり あっという間に10年経ちました・・・ 超熟のレアモルトが大量に置いてあります。 メニューも値段もなんにもないです ![]() 場所も見つけにくく、信じられないくらい 階段が急で狭い為、初めはちょっと入り にくいのですが、そんなに長居もしなければ、 世間話もしないので、ただただ美味しいモルトを 紹介してもらっては、少しずつ飲むだけです ![]() 他の常連さんも飲みたいものを飲んでは、 1時間程度で帰ってゆきます。 椅子が痛くて10分と座っていられないので、 ほぼ立ち飲みです。 また、凄く狭いのでカウンターに横並びで 6人ていどしか入れません。 満席状態で新しいお客さんが来ると、 何人かの常連が「じゃ、自分らが帰っておきますか・・」 という雰囲気で切り上げて帰っていきます ![]() 実に潔良く、気持ちのいいお客さんが多かった と思います ![]() 普段、自分はアイラ系モルトのオフィシャルが 無難に美味しいので好きですが、アイラだけは 超熟させても香りが立たず、自分の好みの味に ならないので、超熟モルトに関してだけは アイラをオススメしません ![]() また、自分は味覚を言語化するのが 不得意なので、上手く書けていません ![]() ただ単に飲んで美味しかったのを拙く書くことに なります、ご了承ください。 ▼ロイヤルロッホナガー32年 ロイヤルワラントなので英国王室御用達です。 ヴィクトリア女王が心酔したそうです。 超熟モルトもこのクラスになってくると 奇跡の味がします。 フルーティと言われますが、その通りだと思います。 数種類の南国フルーツの芳香です。 ![]() ▼ベンリアック34年 これも強烈に美味しかったです。 柑橘系フルーティに加え、 超熟の分だけナッツのドライでオイリーな舌触りが またいいです。 誰かと一緒に来たときは、必ずこれを飲ませて 驚いてもらいます。 ![]() ▼スプリングバンク35年 69年の蒸留です。 シェリーカスクに樽詰めされたこともあって、 華やかでフルーティですが、 木香が感じられ、深く落ち着けるモルトです。 バンクだけあって、オイリーさはピート由来を 感じさせます。 冒頭でアイラの超熟は美味くないと言いましたが、 バンクのようなピートを潜ませている場合は例外です。 ![]() こういう特殊なモルトは、 常備酒にして毎晩飲む訳にはいきませんし、 それはむしろもったいないように思います。 特別なときや特別な人と飲む というスタイルが良いかと思います。 本当に美味しい酒を本当に大事な人に飲ませたい、 と思う時がたまにあります。 ▼ミルトンダフ35年 バランタインのキー・モルトと言われていますが、 シングルで飲むべきです。 奇跡的な芳香です。 バニラやアプリコット・・超熟フルーティ系であり、 ナッツ系オイリーであります。 ![]() ミルトンダフ自体が市場にあまり出回らないので このヴィンテージになるとけっこうレアです。 しかし画像が悪すぎますね。 当時はガラケーで撮っていました ![]() ▼クライゲラヒ32年 市場流通品の中ではクライゲラヒ (クライゲラキと言う人も)が 一番好きです ![]() ![]() ![]() しかし、超熟のクライゲラヒは さほど感動の芳香にはなっていませんでした。 所謂アイラ系では無いにしても、 やはりピーティなモルトは熟成が進んでも ピート香が強く、フルーツの香りと 喧嘩するのか、少し残念でした。 ![]() ▼ローズバンク12年 言わずと知れた超レアモルトです。 もう20年以上前に閉鎖した蒸留所です。 12年ですが、ふくよかな芳香です。 深みや複雑さはあまりなく淡いですね。 若者ですが、アルコールが尖っていることは ありませんでした。 ![]() キャンベルタウンの場所を貼ります。 入り口は狭く、階段はすさまじく急ですので ご注意ください。 自分は19:00とか早い時間で必ず一軒目に行きます。 その際、味が分からなくならないように なるべく空腹で行くようにしてます。 最近のことは知りませんが、以前は神田 サンディマクドナルドの店長さんがヘルプで 来ていたこともありました。 明るい人で、この方も凄くモルト好きでした・・。 (”超熟モルト”といういい方は、この人と 会話しているうちに身についた言葉だったように 思います) そちらのお店も貼っておきます。 蒸留所は時代の流れで淘汰されますし、 ドイツ、中国の需要も伸び続けており、 国内でのレアモルトの入手は困難さを 増しています。 また、そもそも近年のモルティングは 分業化か進み、昔ながらに蒸留所内で フロアモルティングして製麦・蒸留した ものには、なかなか出会えません。 なので買えるときに友達何人かを集めて 割り勘にして買ってます。 こんなヴィンテージのも探せばあるんですね。 ![]() ローズバンクも予想外に流通量があります。 シルバーシールというイタリアの ボトラーズらしいですが、自分はあまり良く 知りません。 ただ、カスクで買っているようなので本気の ボトラーズなのは間違いないです。 蒸留年も閉鎖直前です。 ![]() ベンリアック オフィシャルの34年です。 13万円以上しますが、これは貴重です。 ![]() なんと30年バンクのオフィシャルです。 ![]() スプリングバンク30年 オフィシャル リミテッド・エディション46%700ml Springbank30y LIMITED EDITION【クレジット決済・銀行振り込み決済に対応】【代引き決済不可】 調べるときのキーワードは シングルモルト レア お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2019.01.03 10:24:03
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