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カテゴリ:革
延べ一ヶ月半ほどヌメ革の日光浴を行い、
結構きれいに焼くことができ、実用に向けて 仕上がりました。 これまでにヌメ革の日光浴は、大型の鞄から 小型のキーホルダーまで7回ほど試行錯誤を 重ねて来たので、きれいな仕上げ方を 自分なりに確立してきました。 ↓詳しい日光浴のスケジュールなどは、 前回ブログに書きましたのでご覧ください。 (自ブログ)ヌメ革の日光浴(直射日光浴だけじゃない編) ![]() 今回は天候不順でヌメ革の焼けが遅かった こともあって、通常は一ヶ月で仕上がる ところ、一ヶ月半かかりました。 焼け方については感覚的なところも多く、 何か決定的な指標があるわけでは無いですが、 自分が着目して、判断に用いている点は、 色以外に光沢と香りです。 基本的には昼間焼いて、夜は浮き出た油成分 を柔らかい布で拭き、全体に馴染ませます。 これを繰り返しているうちに、独特の光沢 と濡れているような触感が出ます。 ↓左半面の光沢が白いノートを映しているのが 見えるでしょうか? ![]() こんなにも光沢が出ます ![]() 保革油の類は一切塗っていないので ヌメ革内部の油で形成された被膜です。 この光沢がヌメ革全面に見られるように なったら日光浴完了が近いです。 この段階になると、フルベジタブルタンニング の鞣し剤と革本体、及び滲み出てきた油の 混ざった、良い香りがします。 ミモザやケブラチョから採取したタンニンを 使っているのか・・・このヌメ革がどういう 素性なのか分かりませんが、実に落ち着く 良い香りがします。 この香りが夜になって革が冷えても、 辺りに香るようになったら、完了と判断 しています ![]() ↓前にブログで載せた時より、さらに くっきりとした日焼け跡です ![]() ![]() 最後までピンク系統のヌメ革でした。 実に上品な色合いで自分は一番好きな タイプです。 過去の失敗では、赤っぽく乾燥気味に 仕上がってしまうこともありました。 そうなってしまうと、ひび割れが 出来たり、かなり荒れてきます。 もちろん革の特性によるところも多分に あり、これを味ともいえるのですが、 夏場などで強い日差しと高温のなか、 急激に日光浴をすると、そういった焼け方 をすることが多くなります。 その為、日光浴の初期段階(開始2週間 ていど)は、とにかくゆっくりソフトに 焼いていくことを心掛けます。 これで、ひび割れはかなり軽減できます。 ちょっとした裏技として、日光浴を行う 前にUVカット成分が入ったクリームを 塗りこんでおく手もあります。 ![]() 自分も過去に何度か使ったことがあります。 これを塗ると、かなりマイルドに焼けます。 塗るときは指にクリームを取って、 塗り込んでいくと薄くきれいに塗れます。 さて、肝心なブライドルレザーの方ですが、 こちらは日光浴の影響もなく、ブルームも まだまだ残っている状態です。 日光浴だけさせて使っていないので 当たり前ですが・・。 ![]() 中身には先日、発見した薄型のバインダー 「ツイスト・ノート」を入れます。 このノートカバーは以前紹介したHERZの ノートカバーより大きめなので、 ツイスト・ノートの表紙・背表紙をカット しなくても、そのままで収まります。 ![]() 元々ついてきた罫線のノートより、 自分は方眼の方が好みなので、 別売りの専用リーフに換えたいと思います。 ![]() リングを開くのは簡単で、ちょっと ノートの端を引っ張るだけです。 ![]() 普通のB5ですと、26穴ですが、 こちらは29穴です。 その分、各穴に入れるのが手間にも 感じます。 僅かな差ではありますが・・。 ![]() 70枚程度ですと、このくらいの厚みに なります。 まだまだ入りそうですが、ノートの リングはこの辺りが限界かと思われます。 ![]() トーマスウェアの薄手ブライドルレザー は銀面(表面)処理が良く、美しさと 素晴らしい張りがあります。 ![]() 一ヶ月半ほどかかりましたが、十分納得のいく 『自分専用スペシャル・バインダー』 に仕上がりました ![]() 大満足です。 これからはブライドルレザーのエイジング も楽しめます。 ![]() AQUA DROPs ツイストノート ![]() リヒトラブ ツイストノートB5 29穴 5mm方眼 N−1600S(30枚) ![]() コロンブス ヌメ革専用クリーム 30g お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2018.04.08 01:37:57
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