テーマ:好きなクラシック(2282)
カテゴリ:コーラス
鑑賞日:2013年5月3日(金・祝) ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン「熱狂の日」音楽祭2013 【主催】東京国際フォーラム 5月GW開催の「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン」は今年で9回目。今回は「パリ、至福の時」のテーマで19世紀後半から現代まで、パリを彩ったフランス、スペインの作曲家たちの音楽を取り上げている。 コルボ&ローザンヌは2、3日目に出演のため、初日はデュリュフレ、プーランクのアカペラ合唱とラベルの演奏を聞きに夕暮れ迫る有楽町の東京国際フォーラムへ向かった。 公演番号 135 「聖なるパリ」 日時:2013年5月3日 18:15~19:00 会場:東京国際フォーラム ホールB5 入場料:¥2500(1列) 演奏: 合唱:ヴォックス・クラマンティス 指揮:ヤーン=エイク・トゥルヴェ 曲目: グレゴリオ聖歌より デュリュフレ:グレゴリオ聖歌による4つのモテット op.10 ギョーム・ド・マショー:ノートルダム・レー プーランク:悔悟節のための4つのモテット メシアン:おお聖なる饗宴 感 想: ヴォックス・クラマンティスは初めて名前を聞く合唱団で1996設立で中世の多声声楽曲と現代音楽を得意とするコーラスグループとのこと。 時間となり会場が暗転、舞台上が明るくなると両手からグレゴリオ聖歌を歌いながら一人一人舞台上へ。男性8人、女性8人が黒の衣装で登場。 デュリュフレとプーランクのモテットはその元歌のグレゴリオ聖歌を先に歌ったあとに演奏されるので、元の旋律をどのようにコーラスへアレンジされているかが解りやすい。 美しいハーモニーで厳粛な気持ちになれた。「ノートルダム・レー」はソプラノ独唱で、曲想に合った澄み透った美しい歌声。 残念だったのは反響音が全くないデットなB5ホールであり、本来想定されている教会の聖堂のような場所で聞きたかった。 一般の方には馴染みが薄い曲のためか拍手が全く入らないので、各モテットが終わった所で当方が最初に拍手を入れ、ようやく会場中から拍手。 面白かったのは演奏者の楽譜で、黒カバーの紙、タブレット(iPadに黒カバー)そして無し(暗譜)とバラバラな所も新しいグループならでは。 曲が長い、多いとなれば今後は合唱でもタブレットが増えてくるでしょう(メサイアやオペラは楽譜が重くて大変)。 終演後、地上広場の屋台村へ行きHeinekenの生ビールで喉を潤した後、B7ホールへ。 公演番号 126 日時:2013年5月3日 19:45~20:30 会場:東京国際フォーラム ホールB7 入場料:S席 ¥3000(9列) 演奏: ピアノ:清水和音 管弦楽:香港シンフォニエッタ 指揮:イプ・ウィンシー 曲目 ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ ラヴェル:クープランの墓 ラヴェル:ピアノ協奏曲 ト長調 感想: のだめカンタービレでも取り上げられたラヴェル「ピアノ協奏曲ト長調」の生演奏を一度聞きたいとフレンズ抽選で取った際に出演アーティストのトップが清水和音だったのでてっきり他の2曲もピアノ独奏と考えていたが、オーソドックスに管弦楽演奏。 ホルンやオーボエで所々危なっかしい音や全体のズレが聞こえてしまい少々残念。 2曲目の「クープランの墓」が終わった所でピアノが中央に運ばれ清水和音登場。 ピアノの音が綺羅びやかで素晴らしい演奏。ピアノに引っ張られ管弦楽のテンポも安定し、楽しく盛り上がる演奏となった。 カーテンコールの後、清水和音が登場し「主催者側より早く出て行くように言われているのでアンコールは無し」とのMC。 だったら1、2曲目もピアノ独演にしてほしかったが・・・。 End お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013.05.08 21:22:42
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