テーマ:好きなクラシック(2282)
カテゴリ:オペラ
鑑賞日:2014年1月19日(日)14:00開演 入場料:¥3,780 D席4階 【主催】新国立劇場 新国立劇場2013/2014シーズン公演 ビゼー作曲 歌劇「カルメン」 (全3幕、フランス語上演/字幕付) 会場:新国立劇場オペラ劇場 指 揮:アイナルス・ルビキス 演 出:鵜山 仁 美 術:島 次郎 衣 裳:緒方規矩子 照 明:沢田祐二 振 付:石井 潤 合 唱:新国立劇場合唱団、TOKYO FM 少年合唱団 ダンサー:新国立劇場バレエ団 管弦楽:東京交響楽団 出 演: カルメン :ケテワン・ケモクリーゼ ドン・ホセ :ガストン・リベロ エスカミーリョ:ドミトリー・ウリアノフ ミカエラ :浜田理恵 スニガ :妻屋秀和 モラレス :桝 貴志 ダンカイロ :谷 友博 レメンダード:大野光彦 フラスキータ:平井香織 メルセデス :清水華澄 感 想: 既に何度も観た演目で合唱も歌ったことも有る「カルメン」だが、新国立の新春公演で、タイトルロールが容姿も揃った若手注目株とのことで寒空の中、初台まで出掛けた。 今回の演出は2007年新国立プリミエで3シーズン目の再演。時代設定、舞台、衣装とも原作通りで違和感なし。 指揮者登場の後、有名な序曲。少々テンポが遅めに感じたが、ダイナミクスの大きな丁寧な演奏。2、3幕と進むとテンポも上がり、歌手、合唱とのバランスもよく、何時もの東京交響楽団とは思えない演奏で若手指揮者の功績でしょう。 主役3人は歌声、演技とも素晴らしい。ドン・ホセ役ガストン・リベロはよく通るテノールの声で、弱々しい演技も役に合っている。 エスカミーリョ役ドミトリー・ウリアノフは大男で、安定した歌声でこちらも役に合っている。 何と言ってもタイトルロールのケテワン・ケモクリーゼが、その妖艶な容姿と演技、そして表現豊かなメゾソプラノの歌声で如何にも男達を虜にしてしまう印象で、今回が初めての役とは思えない出来。 2幕最初のジプシーの歌では、無理をして素人踊りを見せられこともあるが、今回踊りは周りのダンサーに任せ、前半椅子に座ってじっくり歌い、後半少し踊りを入れる所は良い演出。 日本人歌手の皆さんも良く歌えており安心して聞けた。その中では、メルセデス役の清水華澄が存在感のある歌声で良かった。 今回4階席の端で心配したが、前に乗り出す人もなく問題なく観ることが出来た。またフライングのブラボーや拍手もなく、オペラに集中して聴くことが出来た。これが続くことを願いたい。 End お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014.01.26 22:36:16
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