847428 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

私訳・源氏物語

私訳・源氏物語

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

プロフィール

佐久耶此花4989

佐久耶此花4989

日記/記事の投稿

カレンダー

バックナンバー

June , 2024
May , 2024
April , 2024
March , 2024
February , 2024
January , 2024
December , 2023
November , 2023
October , 2023
September , 2023

カテゴリ

キーワードサーチ

▼キーワード検索

August 29, 2008
XML
カテゴリ:キリスト教関係

 絵本はそこで終わっていましたが、旧約聖書には続きがありました。

 神はヨナに言われた。

 「お前はとうごまの木のことで怒るが、それは正しいことか。」

彼は言った。

 「もちろんです。怒りのあまり死にたいくらいです。」

 神様はヨナに、彼が手を掛けもしないとうごまの木が枯れたことを惜しんでいるが、この大いなる都ニネベに住む12万人以上の人間と無数の家畜を、わたし(神ご自身)がどうして惜しまずにいられようか、と言って終わります。

 それでもここで作者は一体なにを言いたかったのか、私には依然として不明のままですし、依然としてすっきりしないままです。

 しかしこういった、所謂「落ち」のない終わり方というのも、文章の技術としては非常に印象的な手法なのではないでしょうか。源氏物語の、あの突き放すような、奇妙な終わり方と同じように。






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  March 9, 2017 08:13:38 PM
[キリスト教関係] カテゴリの最新記事



© Rakuten Group, Inc.