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カテゴリ:キリスト教関係
絵本はそこで終わっていましたが、旧約聖書には続きがありました。 神はヨナに言われた。 「お前はとうごまの木のことで怒るが、それは正しいことか。」 彼は言った。 「もちろんです。怒りのあまり死にたいくらいです。」 神様はヨナに、彼が手を掛けもしないとうごまの木が枯れたことを惜しんでいるが、この大いなる都ニネベに住む12万人以上の人間と無数の家畜を、わたし(神ご自身)がどうして惜しまずにいられようか、と言って終わります。 それでもここで作者は一体なにを言いたかったのか、私には依然として不明のままですし、依然としてすっきりしないままです。 しかしこういった、所謂「落ち」のない終わり方というのも、文章の技術としては非常に印象的な手法なのではないでしょうか。源氏物語の、あの突き放すような、奇妙な終わり方と同じように。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
March 9, 2017 08:13:38 PM
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