安倍政権は大マスコミから、庶民の皆様お茶の間に至るまで、ありとあらゆる所で
サンドバックの様に、時には娼婦のように叩かれまくっております。
内閣支持率も急降下を続けまして、安倍総理誕生当時の国民的人気はどこへやら
今や「死に体」とまで言われております。「死にたい」と思ってたりして・・・安倍さん。
私も、このブログの中で安倍総理に対して、総理を「ヘタレ」と称しましたり
「美しい国\(^o^)/」などと茶化したりしていい気になっておりました。
しかし、ふと冷静になって考えてみますと
安倍総理ってそんなに極悪、
絶対悪だったのでしょうか?
もしかして私たちは大マスコミの流します
一方的な情報に波に飲み込まれ
洗脳されているだけなのでは?
と、思いが至ってしまったのであります。
そこで、一歩立ち止まって、安倍総理につきまして、出来るだけ冷静に、冷製パスタに
考えてみたいと思いますm(_ _)mみのさん夏休み中。
◆前宣伝
安倍政権発足まえの前宣伝はそれはもう大変なものでした。
保守派の知識人、マスコミの方々を中心に、政権発足前にも関わらず
安倍さんへの期待値は最大値にまで高められました。
安倍さんも「美しい国へ」とのタイトルの本を出版し
「美しい国」、「闘う政治家」、「再チャレンジ」、「戦後レジームからの脱却」など
流行語の様に飛び出す言葉は、保守派を喜ばせ、進歩派を大いに苛立たせました。
しかし、のちに両面からそっぽを向かれることになるとは・・・
小林よしのりも想像してなかったことでありましょう。
◆自民党総裁選
総理になる為の通り道、自民党総裁選がスタートしました。
麻生さん、谷垣さん、安倍さんの三人で総裁の座を争うと言うことでしたが
実質的には、安倍さんの勝利は確定路線であり、マスコミ、政界の感心は
安倍さんがどの位の得票するかに絞られておりました。
結果は、ネットを中心に人気を集めました麻生太郎候補が予想外の善戦。
また、安倍さんのタカ派色にアレルギーを感じたハト派の皆様の票を集めました
谷垣貞一さんも、ある程度の得票を獲得、安倍さんは、圧勝とはいえ予想以下の結果であり、
今考えれば、これが安倍さんのケチの付き初めであったのかもしれません。
◆組閣
総理に就任した安倍総理は、早速、組閣を行いましたが
この組閣が進歩派の皆様を中心に反発を呼びました。
何故なら、安倍さんの思想に極めて近い方達で固められていたからです。
しかし、直接思想面を批判することは、国民世論に対して効力が薄いと感じたのか
「論功行賞内閣」「お友達内閣」という言い回しで安倍批判として噴出いたしました。
思想の近い人を集めるのはおかしかったら、思想の意味がないですからね。
思想無き政治が日本をダメにしたのではないか?思われてしまう場合もありますし・・・。
「論功行賞」も功があったものに賞を与えるのは、良く考えれば当然のような気もします。
しかし、この内閣は後に「身辺調査」「問題発言」と言う全く別のテーマで
揺れ動く事となるのですが・・・。
◆訪中・訪韓・歴史認識
安倍総理と言えば「タカ派」のイメージであり、
このイメージを嫌う人々からの支持を得る事が必要であると考えた事と、
小泉総理時代に冷え切った、中国・韓国との関係を改善するため安倍総理は持論を封印。
国会で、いわゆる従軍慰安婦問題、先の大戦の責任の問題などで防戦一方となります。
これは、訪中・訪韓を直後に控えていたために、いたずらに両国を刺激しないための
判断でしたが、村山談話、河野談話まで踏襲し、祖父まで貶めるその答弁に
早くも、安倍総理を見限る保守派の方が出始めました。
そして、安倍総理憎しの左派及び朝日新聞は勝利宣言。
安倍総理のヘタレぶりはここに始まりました。
直後の訪中・訪韓の成功により、支持率は上昇。小康を得ましたが、既にこの時に
思想面では死に体になっていたのかもしれません。
◆その後
それは皆様がご存知の通りです・・・m(_ _)m
小泉時代のツケと、閣僚の相次ぐ問題に、曖昧に対応する安倍総理。
戦う政治家の姿は、もはや何処にもありませんでした。
いえ、たとえ闘ったとしても、大マスコミは、小沢一郎率いる民主党に付いており
もはや報道されるはずも無く、勝負はついておりました。
例外的に、悪い闘うイメージの強行採決シ-ンは大きく報道されましたね・・・。
そして、今夏の参議院選挙。
あれだけ年金問題で「社会保険庁」が問題になりましたのに、
社会保険庁に勤める、お役人サマの組合が支持する政党が大躍進し。
大マスコミの力の巨大な影響力を見せつけました。
安倍自民は、参議院での過半数を大きく割り込み、誰もが引責辞任かと思いましたが
まさかの続投を決定。今後の政局から目が離せません。
◆これから
弱肉強食の小泉・竹中路線と、古い談合、ムラ社会体質の社会。
日本はどちらへ向かうのでしょうか?
両者のバランスを取っていくのでしょうか?
それとも、全く別の「第3の道」があるのでしょうか。
それは、皆様の目でお確かめ下されば幸いです。
それでは、最後に日本の発展と平和を祈りつつ・・・。南無~。