オカルティストの日記 (オカルトブログ乾坤一擲編)
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定額給付金、〆て一万二千円の中の八千円を駆使し この格差社会の負け犬、どん底人生からの復讐劇を誓った男は 本日、午後4時58分、見事に玉砕した。 見事な死にざまであった。 男の死は傍から見ればただの犬死であったかもしれない。 しかし、人生の最後に男は確かに飛んだのだ。 だからと言って男の仏前には何も備えられることは無い、 死しても何びとも悲しむものもいない社会不適格者だからだ。 男の死で、近くの火葬場がほんの少しだけ忙しくなるだけ、 それが博徒の末路。必然。 負け負け負け負け。 負け組に勝利への道、突破口など無いんだ。 人生の大敗。 やはり、所詮この世は「勝ち組」。 金持ちたちだけの物でしかなかったのか・・・。 いや、そんな泣き言はいい。 この世が弱肉強食である事など、いち動物である人間、それも男であるなら 当然魂に刻んでおかねばならない人生の真実。 定額給付金と言う機会は平等に与えられていたのだ、 負けたのは全て自分のせい、そう自己責任・・・。 桜と一緒の時期に、共に散る事が出来て本望。 最後の天の情か・・・。 さあ、旅立ちのロープを探そうか・・・。 「ん、まだ1600円ある!!!」 そう、男のポケットにはまだ1600円がひっそりと、 しかし、確実に納まっていたのだ。 勝負資金8000円-馬券購入費用6400円=残り1600円。 だから、残り金があるのは当然だが、負けで茫然自失だった男にとっては まさに起死回生の神の恵みと思わせるに十分すぎる奇跡であった、 最後の天の情けとは桜と共に散る事では無くコレだったのか? それともこれは、さらなる地獄へと男を誘う、悪魔の果実、誘惑なのか。 だが、男にとっては地獄への誘いなどはどうでも良い事だった。 すでに歩んでいるのは、後戻りできない地獄道、退路など既に無いのだから。 男の眼は遠くの大井競馬の空を睨んでいた。 「俺はまだ、飛べる!!!」 「俺はまだ死んでなんかいねえ!!!」 ↓人生の「勝ち猫」の皆さまはこちらをクリックお願いいたします。m(_ _)m
博徒編第一部最終回「馬券狂の詩」 2009.04.06 コメント(2)
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