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もう一週間ぐらい前の話なんですが、 イタリア文化会館の外壁の色が景観を乱していることについて 都知事が記者会見で答えているところをテレビで見ました。 (今更な話題ですみません) 「イタリアは、特にかわらの色なんかが町全体でひとつになっていて、 そういうモノクロームな町は落ち着く」 というような内容だったと思いますが、 こんな風に言うと、 イタリアの町はどこもそんなもののような印象を与えがちですが、 そんなことはありません。 実際、同じイタリアでも、 レースで有名なベネツィアのブラーノ島では、 壁の色を隣家と同じにしてはいけないと法律で決まっているそうで、 島全体がとてもカラフルなんです。 色はバラバラなんですけど(クレヨンを散らしたような)、 緑の木々のなかにあって「浮いた」感じはしませんし、 壁の色を塗り替えるときは隣家と相談するそうですから、 自然にバランスが保たれるようになっているのでしょう。 件の文化会館はテレビの映像でしか見ていませんが、 確かに「浮いてる」とは思いました。 でも元はと言えば 緑の木々のなかに近代的なビルが林立していることがまず不自然なんであって、 でも今の時代に(特に東京で)そんなこと言ってもはじまらないので、 それはとりあえずそれとしたときに、 そういう無機質な色のなかに、いきなり「赤」というのが 不自然なものをさらに不自然にしている (というか、それによって我慢できる不自然の「閾値を超えた」とでも言いましょうか) と言われるほうが、私は納得がいくかな。 イタリアの町がどうかとかいうものではないし、 知らない人には間違った印象を与えかねないし、 そういう情に訴えるような話のもって行きかたを あの場でしなくてもいいんじゃないかな、と。 それにしても、 近所に数年前建った家の方が、私にとっては浮いています。 ヨーロッパの家を意識したっぽい感じなんですが、 多分ヨーロッパにあんな家はないだろうな、みたいな。 ここは、まだまだ古い家が狭い通路を挟んで軒を連ねている ベタな下町なのに…。 ↓「1日1回クリック」にご協力ください。 現在「SOHO・在宅ワーク」「起業・独立」「資格・スキルアップ」の3カテゴリで頑張ってます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年10月08日 18時42分53秒
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