山峡のラ・マルセイエーズ(リジェJS17マトラ)
いやいや、日々のほほ~んと過ごしてる間にすっかり年も押し迫ったな。とはいえ、別段なんの変わりもなく、大晦日だろーが元旦だろーが仕事、なところがサービス業の辛いところだな。毎日ボイラー起動してのれっきとした製造工場がサービス業?っつーのは未だに慣れないんだが東証の分類上そうなってんだから仕方ない。だいたいよー、いつからみんな正月営業当たり前になっちまったんかね(-_-;)昔は3が日はどこもかしこもシャッター閉めて休みだったろ?たしかに正月でも店あいてりゃあ便利は便利だが、そりゃスーパーなんかに限った話で。別に正月早々わざわざスタバ行ったりびっくり寿司行ったりしねーだろーが。店開けてるだけで赤字なんじゃねーのかって思うけど、そんな収支でもお構いナシに開店してっからこっちの仕事も減らねーのよ。ってなわけで、こちとら全然通常生活なもんで、今年を振り返ってとか、今年のベストモデルは、なんてハナシは一切なし。ただでさえ更新滞り気味で、今日のネタもずーっと前の、秋の気配が忍び寄ってくる頃のモンだし。スパーク1/43 リジェJS17マトラ “オーストリアGP”#26 ジャック・ラフィー F1は欧州のもんで、欧州っちゃあどこまでも地続き。日本やアメリカの文化風土とは一線を画すもんだが、ことフランスに関しちゃあ、何故か昔から独立独歩を貫くっつーか、地続きなのに島国根性っつーか。どこまでも自国優先、オールフレンチに拘る。欧州なのに島国のイギリスが、さほど自国に拘らず、時代時代のベストベストを組み合せて成果を挙げているのとは正反対に、フランス製シャシーにフランス製エンジン、フランス製タイヤにフランス人ドライバー。オールおフランスはご立派だが、まともに勝った試しがない。(まぁ戦績至上主義じゃあないんだよ、といわれりゃそれまでなんだが)そんなオールフレンチチームの数少ない優勝マシンを「あの時代」のマシンに熱心なスパークがキャッチーに商品化(^^) ロータス79に始まりウィリアムズ07系に帰結したグランドエフェクトカーに関しては、どのチームどこを切っても同じデザイン的な、ある意味特徴を出しにくいクルマではあるんだが、当時の主流フォードDFVじゃないマトラV12エンジンを積んでるJS17は、それだけでいいチャームポイントを持ってるんだが、オーストリアGPののちカナダGPでも優勝してコンストラクター4位にランクインしたこの1981年を境に急速に力を落として、B級チームの常連に落ち着き1勝も出来ずじまい。最後はトム・ウォーキンショウに引っ掻き回された挙句、アラン・プロストに乗っ取られ消滅したリジェの最後の煌きを放ったマシンが実はJS17だったわけだ。だったら、オーストリア仕様じゃなくてラストWINとなるカナダ仕様がよかったよなー。