昨日日記に書いた
「ホジュン」
今日は書籍を見つけました ↓
この中で気になったのは
中国に行く使節の
添乗員ならぬ
同行医員として
主人公ホジュンが
帰路に
見たもの:
「漢族が高麗犬と卑称する怪獣の石造が中国との国境から錦州までの間にたくさんある。
華やかな模様で彫刻された石台を敷き、
両肩の下へ延びて頑強な力を感じさせる二本の前脚をでんと踏まえている
異様な怪獣。
それは一時、漢族が長城を築いてまで襲来を恐れた、
恐怖の対象であった高句麗の象徴でもあるのだ。
それは今なお海岸や丘陵や山脈の要所要所に、
その飛び出しそうな目をむいて、
漢族らの拠点である西方、中原の方を睨みつけているようだ。
その猛々しい気骨は、
この大陸の古の主人公が誰であるかを今なお叫び怒号している気勢にも見えた。
海駝(ヘエテ)に似て海駝ではない。
獅子に似て獅子でもない。
智恵を象徴する、
整った額とその犬歯は怪獣の前姿であり、
松笠のような形をし、
堅くぎっしりと結わえつけている毛髪の下にひろがる、
無限な生産の力を感じさせる厚い腰はその後ろ姿である。
また、今にも咆哮しそうな頑丈な顎からはじまる横向きの姿において、
その彫刻の痕は生命感に溢れている。
その体面の襞襞に青い苔を生えさせている彫り手の腕前は、
一体いかなる叡智、いかなる想像力によって彫りあげたために、
かくも酷寒のこの地で二千年もの試練の時空を超え、
今なお熱い息づかいで呼吸しつづけてい
る高句麗の聖獣たらしめているのだろうか。」
対になっているそうです。
シンガポールのマーライオン
沖縄のシーサー
日本の神社の狛犬
エジプトのスフィンクスも
同類だという説もありますから
神殿等の守り神として
犬状のものを作るのは
不思議ではないのです。
犬種でも
パグ犬が元だという説
チャウチャウだという説
そして、もしかして
この文章から推測すると
拉致被害者のどなたかが
以前飼っていたという
DPRKの国宝犬?
不思議だったのは
むしろ
狛犬という日本語の元が
高麗(こま)犬であってもおかしくないのに
もっとも
高麗(こうらい)
なのか
高句麗(こうくり)
なのか
日本はごちゃごちゃにしているし
唐(から)つまり中国と言っている文化の内
いくつかは
韓(から)つまり朝鮮だそうですから
高麗も高句麗も唐も韓も
ごちゃごちゃになっている可能性も
否定できないのですが
というよりも
日本文化の差別感覚の中に
中国のものは良くて
朝鮮半島のものは嫌だ
ってのがあるらしいですし
でもね、
上に転記した文章を読む限り
狛犬って
上の文章にある犬の石像が元だと
思いません?
そりゃね
疑えば疑える部分もあるんです。
原作者
幼い頃、
戦前に日本にいたらしいので
日本の狛犬のことを・・・
なんてもね。
でもね
それは勘ぐり過ぎだとも
やっぱり思うわけで。
というわけで
どこかに
朝鮮半島の
高麗犬の古い石像の写真
ないかなぁと
ネット内を調べまくったのですが
狛犬と高麗犬とは関連ない
とか
どうも皆さん
口を濁している
はっきり書かない
たしかに
上にも書いたように
まだまだ日本文化の中に
差別観、差別感があって
下手に書けない
って感覚も残っているからかもしれないけれど
それに
著者の書いたホジュンの旅した
ホジュンが高麗犬を見た辺りってね
現DPRK領土なわけで
写真なんて
あるわけないわ。
よって
疑問のまま...
そして、
ひと月半前に書いた(画像有)
http://plaza.rakuten.co.jp/pombo/diary/200703240002/
の
お稲荷さんの狐
これこそ
狛犬の日本版
なのかも?
でも、
犬に比べて
狐って
怖くない・・・