ついに「財政破綻」に関する本格的な議論が始まりました。
自民党は、総裁直属の「財政健全化推進本部」を始動させ、財務省路線を維持しようと議論開始。同時に、政務調査会の財政政策検討本部が、「財政破綻」「国債発行」に関する議論開始。
自民党内で二つの「財政」に関する組織ができ、しかも方向性が真逆という、総裁選挙前には想像もしなかった事態になっています。
『(引用)財政は国債発行したからといって、破綻するという財務省の論理は正しくない。むしろ、それが社会の不安を作っている。自国建て通貨で出している以上、絶対に破綻しない。ただ、未来永劫いいのかというと、ある種の財政規律をもってやらないとインフレになって、大変なことになってくることは当然ありうるであろうと。ただ、その今、インフレですかという話だから。インフレの心配をして財政出動を止める話には誰が考えてもならない(※西田昌司・財政政策検討本部長)』
まさか、↑この「普通の話」が大手マスコミで流れる日が来るとは。
『黒字化目標“撤廃”も議論…党内に2つの財政会議
自民党では7日、国の財政に関して、2つの会議が開かれました。
一つは、麻生前財務大臣が最高顧問を務める総裁直轄の組織『財政健全化推進本部』です。もう一つは、安倍元総理が最高顧問を務める『財政政策検討本部』。これまであった財政再建推進本部から“再建”の文字が削られて、先週、発足しました。総裁直轄の組織が“財政再建”を掲げるのに対し、この会議は、積極財政派が中心となっています。安倍元総理は、発足時、こう発言しました。
安倍元総理:「雇用を守り抜くことにおいては、今、失業率は2.8%。先進国の中でも、最もしっかりと守っているといえるだろう。今まで積極的な財政出動を行い、その成果でもある」
本部長は、西田昌司政調会長代理。国会で、こう訴えていました。
西田昌司政調会長代理:「財政再建が必要だと思っている国民もたくさんいるが、現実は緊縮財政が、むしろデフレをつくって財政を悪化させている」
背景にあるのは、“日本が「円」で発行した国債は、日銀がいくらでも「お金」を刷って返済することができるため、絶対に破たんしない”という考え方です。
こうした積極的な財政出動を求める声が、いま自民党内で勢いづいています。この会議では、基礎的財政収支=プライマリーバランス目標を撤廃することも議論されています。(後略)』
日本の失業率がコロナ禍で急上昇しなかったのは、雇用調整助成金のおかげですから、確かに政府の「成果」ではありますが、あなたは「積極財政」をしとらんだろが。
「積極財政」って、新規国債発行額を減らすことなのか?
【日本の新規国債発行(当初予算・実績)の推移(億円)】
http://mtdata.jp/data_71.html#shinki
※20年度は当初のみ。
と、誰かにとりあえず突っ込んでおきますが、要するにポイントは、
「日本が「円」で発行した国債は、日銀がいくらでも「お金」を刷って返済することができるため、絶対に破たんしない」
これのみです。
記事タイトル: 「財政破綻という神話」を打ち砕け!
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