間もなく、3月が終わり、4月に入ります。24年問題が本格的に始まることになるわけです。
根本的な問題を整理しておきたいのですが、そもそも経済成長とは人口で決まるわけでもなければ、輸出金額で決まるわけでもありません。
生産性で決まります。
A国の人口が一人。生産できるのは一年間に一つ。単価、100円。この場合、GDPは100円。
ここで、人口が二人に増えた。それでも、やっぱり生産できるのは一年間に一つ。単価、100円。GDPは、やっぱり100円。
人口は一人のまま。生産できるのはやはり一年間に一つ。単価は110円になった。GDPは110円になった。とはいえ、物価が10%上昇しているわけで、別に「豊かになった」わけではない。実質のGDPは変わっていないのです。
というわけで、人口は一人のまま。単価も100円のまま。一年間に二つ、生産できるようになった。この場合、GDPは200円。
何と、人口が増えたわけではないにも関わらず、GDPは二倍になりましたよ、と。
何が違うんだ。だから、「一人当たりの生産量」ですよ。つまりは、生産性です。
なぜ、A国の「一人」は、それまでは一年間に一つしか生産できなかったにも関わらず、二つ生産できるようになったの? 生産性向上の投資をしたためですよ。
それでは、なぜA国の「一人」は二つ生産できるように、生産性向上の投資をしたの?
それはもちろん、二つ生産しても売れるからですよ。つまりは、需要があるから。
まずは「需要(厳密には潜在的な需要)」があることが大前提で、その需要を満たすために生産性向上の投資をし、結果的に「一人当たりの生産量」が増えることこそが、経済成長の根源なのですよ。
ところが、我が国は「働き方改革」により、一人当たりの生産量(例:物流など)の制限を始める。さて、どうなる
―――――――――――――――――続く――――――――――――――――――
記事タイトル: 人類史上初めての社会実験
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