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2024.06.18
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カテゴリ:政治経済

財務省はPB黒字化では飽き足らず、国債利払費を含む「財政収支の黒字化」に財政目標を変更していようとしています。普通に「狂ってる」と言って構わないと思います。


 財政目標に国債利払費を含める(=財政収支の黒字化目標)ためには、
「これからは国債金利が膨張していく! 利払費も含めた財政目標を」
 という印象操作をする必要がある。


 だからこそ、今年3月の日銀のマイナス金利政策解除が昨年時点でリークされ(これ、アウトでしょ)、「金利ある世界」というレトリックが一斉に使われるようになった。


 財務省にとって都合が悪いのは、現実の日本の国債利払費は、

【日本の普通国債発行残高・金利・利払費の推移】


http://mtdata.jp/data_89.html#ribaraihi

 と、極めて低いことです。理由は、もちろん日本の国債金利が低迷を続けていたためです。


「あ、それ、もう終わりますから」
 という理屈で、利払い費を含めた財政目標に転換したいのでしょうが、実はことはそう単純ではない。



極めて重要な、財務官僚の答弁ですので、必ずご視聴ください。



【拡散希望】政治家と国民を騙し続けてきた財務省の正体と思想!ザイム真理教の全てが明らかになった!(参議院財政金融委員会 西田昌司質問 令和6年6月4日)
政治家と国民を騙し続けてきた財務省の正体と思想ザイム真理教の全てが明らかになった!参議院財政金融委員会 令和6年6月4日0:55~  事業性融資の推進について11:34~ GDPに対する日本とG7のネット利払い費の比較19:35~ 財政出動の必要性について参議院議員 西田昌司『経世済民こそ政治の使命』西田昌司チ...
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www.youtube.com


 図の国債利払費は「粗」です。つまりは、日銀保有分の国債や、「政府の金融資産(※主に外貨準備)」に対する利払い費を考慮していない。


 国債について「自国通貨建て」と「外貨(共通通貨)建て」を無視しているのと同じです。


 当たり前ですが、
「利払い費が問題だ~っ!」
 というならば、「=政府が支払う利払費-政府が受け取る利払費」で見なければなりません。当たり前でしょ。幼稚園児でも、分かるんじゃね?



 家計にしても、住宅ローンの金利が月6万円、金融資産からの金利収入が月10万円だった場合、

「利払いが多すぎて破綻する!」

 など、やらんでしょ。ネットでは、月に4万円のプラスじゃん。


 日本は国債の半分を日銀が保有しているため、「国庫納付金」として日本に戻る国債利払費が2兆円強あります。加えて、政府の外貨準備(ほぼ米国債)へのアメリカ政府の利払費が巨額。


 結果、ネットの利払い費は遂にドイツを抜き去り、G7諸国で二番目に少ない(一番はカナダ)という状況になってしまいました。

『(財務官僚の答弁を引用)お答え申し上げます。OECDが本年5月に公表いたしました、最新の経済見通しによりますと、G7諸国の2022年のネットの利払い費の対GDP比について、日本は0.28%、カナダが▲0.36%、ドイツが0.48%、フランスが1.89%、米国が2.98%、イタリアが4.01%、英国が4.02%となっておりまして、G7諸国の中で二番目に低い値になっています。』

―――――――――――――――――続く――――――――――――――――――

記事タイトル: アメリカを問題視しろよ!



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Last updated  2024.06.18 16:28:31
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