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カテゴリ:海外生活
このブログは上海・東京・藤沢等で太極拳を指導する陳氏太極拳養芯会の塚本がぶつぶつ書いているものです。
現在、17年前、2001年・私が太極拳に関わった頃の事、中国河南洛陽での暮らしとアレコレを書いています。これが無いと、なんで太極拳?に繋がらないと思うのです。 これは一人暮らしをしていた時の一人鍋。 今回は、私が学生の頃、勘違いをして中国への冒険に旅立った頃 1993年か4年のお話。 ****************************** たしか、日本では春休み、ですので2~3月ごろの事だと思います。 2~3月と言えば、春節後で、かつ、まだ寒い頃。 小さな学校で更に小さな留学生寮には人もまばら。 私はと言えば、大急ぎで基本的な中国語会話が可能になる為、朝5時から夜11時まで脳が硬直しそうなギリギリの学習をしていたと記憶。 そんななか、友人の成くんと仇くんが、自宅の火鍋に誘ってくれたのです。 鍋やるから来なよ! ・・・・・鍋?? で、初めての北京式火鍋、初めての羊肉を食べたのです。 成君は人民海保軍の偉い人の孫で、当時のカナリゴツイ系団地の一角に住んでいました。後に、彼は事業家を目指し、東西に奔走する事になりますが、その頃はまだ「学生でーす」と言う雰囲気。仇くんは共産党幹部の息子だ! 成くんの家に着くと、既に食事の用意は済んでいて、早速火鍋になった。 おおむね、日本の寄せ鍋みたいですが、決定的に違ったところは 鍋の中に丸ごとのスパイス ゴマペーストのたれ(自家製) 牛・豚ではなく羊肉 付け合わせの野菜に大量の香菜(パクチー) 食べたことのない食材、料理が趣味で当時は食いしん坊だった私は、美味しい美味しいと食べるのですが、それを見て友人達はかなり呆れます。 香菜って、そんなにうまいか? と言う反応です。彼らにとっては薬味でしかなく、ムシャムシャ食べる私が奇異に映ったようですが・・・・・ 数年たって、現在の私の周囲には 香菜を専門に頼んでムシャムシャ食べる人は少なくないのだ。 強い油・癖のある味付けを楽しんだ途中、清涼感のあるパクチーはとても気分の良い付け合わせ・・・・と感じたのです。 ラジカセ(!!)に、BGMを入れようと、持参のカセットをつっこもうとしたら、 「テレサテンはやめてくれ!」 と却下され、彼らの持っている香港や日本のポップスを聞いていた。 お腹いっぱいの後、テレビ備え付けのカラオケをして、眠くなって解散。 借り物の自転車での帰路、何とも言えない感じで夕暮れを走っていました。 あの時食べた北京の味が、ずっと忘れられない。 他にも、煎餅(日本のセンベイではない)等、当時の思い出が、帰国後の私を強く再チャレンジに向かわせる原動力になったと思います。 その数年後、羊まみれな毎日になるとは知る由もなかったのであった。 ***************************** 太極拳に興味のある方は養芯会HPまで御連絡ください。 東京・神奈川(藤沢)での指導を行っています。初心者・経験者とも問題なしです。様々な他の太極拳経験者にもこれまでの技術を更に生かす講座を用意しました。 養芯会と私の太極拳の映像です。 太極拳は老若男女、体力の弱い強い、運動能力に関わらず、誰でも練習できます。 平たく言うと中国式の筋トレであり、健康体操です。練習するほど色々な事が出来るようになって楽しいですよ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2018.03.13 11:07:34
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