カテゴリ:ドラマ・その他
2018年2月27日(火)
早いもので2月もあと2日。 「2月は逃げる」って言いますが、言い得て妙です。 ほっぺちゃん、今日は登園できたようで応援要請がありませんでした。 アリスちゃんのカーディガンを編み始めて、自分で選んだ図柄なのに苦戦中。 単純そうな模様に見えて、意外とむつかしい。 「編みくるむ編みこみ」で模様を編むとき、今編んでいる糸が次の段の何番目に編み始めなければならないかを考えながら編まなければなりません。 今日は疲れていたのか、何度も失敗して編みほどきました。 編み物のお供はDVD。 BSで放送していた昔のドラマを、観ました。 「玩具(おもちゃ)の神様」。 1999年NHK製作、倉本聰さん脚本です。 放送作家の二谷(舘ひろし)は、筆が遅い。 いつも現場に迷惑をかけています。 ある日自宅のトイレに6時間も閉じ込められてしまい、それを救出してくれたのが二谷に会いに来た青森県警の刑事(佐藤B作)。 刑事は二谷のアリバイ確認に、上京してきたのでした。 二谷を名乗る男(中井貴一)が旅館に長期宿泊をし、日々ドラマの原稿を書き続けていた。 そして、今放送しているドラマ、二谷が苦戦していてまだ書き上げられないドラマを偽物は完成させ、完成記念に芸者を上げて騒いだというのです。 旅館は宿泊代を踏み倒され、貸した50万円を持ち逃げされてしまいました。 ところが偽物の二谷を知る人々は、にせ放送作家を尊敬し愛し誰も悪く言わないというのです。 ドラマは、本物の二谷と二谷を名乗る詐欺犯の日常を、描いていきます。 本物の二谷は原稿がはかどらず、苦肉の策として妻(かたせ梨乃)の浮気をドラマに書いてしまいます。 偽物の二谷は、海岸線を移動しながら放送作家として詐欺を続けていきます。 偽放送作家は、ある日泊まっていた旅館で若い女性と知り合います。 それが「玩具(おもちゃ)」という源氏名で風俗で働く女性(永作博美)。 「おもちゃ」は、二谷作品の信奉者で自身も脚本を書いています。 「おもちゃ」という名も、二谷作品に出てくる名前。 それを源氏名にしているんです。 「おもちゃ」の書いた脚本を読んで、偽二谷はそれを預かります。 それから脚本を書くイロハを、「おもちゃ」に叩き込んでいくのです。 「おもちゃ」は、偽二谷を「神様」と尊敬します。 それからそれから、ドラマはいろいろな時を超え、二人の二谷が向き合うところまで進んでいきます。 全3話。 なかなか見応えのある面白い作品でした。 今からわずか20年足らず前の作品なのに、まだ携帯電話があまり普及していないので、連絡はほとんど固定電話というのも、不思議な感覚。 偽二谷が詐欺の小道具として、わずかに携帯電話が出てきます。 テレビは、ブラウン管。 分厚い!! 放送作家二谷が原稿を書くのは、ワープロ。 懐かしい!!! まだコンピューターで文章を書ける時代では、ありませんでした。 そういう時代背景も面白くって、つい見入ってしまいました。 第1話のエンディングロールに、「堺雅人」の名を発見!! いったい彼がどこに出ていたのか、どんな役で出ていたのか、出演していた場面をなぜ見落としたのかと不思議に思いながら、第2話を目を凝らして見ました。 一瞬、ほんの1秒ほどしか映っていませんでいた。 テレビ局のADらしき役で、セリフも一つだけ。 彼の声が入っていなかったら、また見落とすところでした。 堺雅人さんの声に気が付いて、巻き戻しちゃいました。 巻き戻しても見落としそうになるぐらいの、瞬間の出演でした。 きっとこのころの堺雅人さんは、まだようやくセリフのある役がもらえたころだったんでしょうね。 懐かしい俳優さんがたくさん出ていらっしゃいましたよ。 小林桂樹さん、立川談志さん、織本順吉さん、深水三章さん、ミッキーカーチスさんなどなど。 あ、懐かしいなんて書いてご存命していらしたら、ごめんなさい。 倉本聰さん脚本なので、すでに当時のテレビ界への批判もちゃんとあり、それでいて大人のおとぎ話のような感もあり、なかなかおもしろかった!!! このころの私は子育て真っ最中で、仕事と家事に忙殺されていました。 ドラマを見る余裕なんてありませんでしたから、いまごろBSで古いドラマを見られるのもうれしいことです。 今は時間がたっぷりありますものね。 またこんなドラマを探して、録画しておこうと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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