「メイドとして生き残ります」ピッコマで
転生ものの作品が余りに多くて驚くもう、それ以外の作品の方が少ないのでは?と思う位でも、絵も美しいし内容もキャラもそれぞれの作品で違うので、面白い作品も多いんですよね。この作品の場合、雰囲気が・・・とても静かで、そして訳がわからないまま話が進んでいくんで、一回挫折したのですが、思い直して続きを読み始めた途端、はまってしまった!国王の愛人ユルーゲルは男性で、妃は誰からも顧みられない寂しい存在なのだけど、魔法陣の力で子供を産む、そこに異世界から落ちてきた主人公のアス。アスとして生きる他道は無いのだけど、この世界の事も周りの人の事も何ひとつ記憶が無い。それなのに、ユルーゲルに気に入られて生まれたばかりの王子の乳母に抜擢。ハラハラする~ブスでも美人でもないアス。でもなんとか助けてくれる存在も徐々にでき、この世界に馴染むにつれ、読者は「この世界で生きたらいいんじゃない?」って思う。だけど、どうしてもこの世界に違和感を感じ、又大切な存在ができたとしても、実際に愛されているのは自分ではないような感覚も消し去ることができない。もしも元の世界に帰れるならば?果たして彼女は元の世界に帰るのか?そして、不幸な皇后に救いはあるのだろうか・・・など、まあいろいろな関心ごとと、読み進めるごとに深まる謎と。今日最終回を読むことができましたが、面白い作品だったと思います。