426633 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

笹本敦史のブログ

笹本敦史のブログ

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

キーワードサーチ

▼キーワード検索

カレンダー

カテゴリ

ニューストピックス

プロフィール

ももたろうサブライ

ももたろうサブライ

フリーページ

コメント新着

石崎徹@ Re:「鬼の筆」 春日太一(02/24)  橋本忍はぼくの高校時代に朝日新聞で連…
笹本敦史@ Re[1]:「ハンチバック」市川沙央(第169回芥川賞受賞作)(08/20) 深井泰議さんへ 他人がどう読むのかは興味…
深井泰議@ Re:「ハンチバック」市川沙央(第169回芥川賞受賞作)(08/20) 来月、私の民主文学東京東部支部で合評を…
石崎 徹@ Re:党首公選が必要だとは思わないが(04/24)  いちばん最後の項目がいちばん大事です…
石崎 徹@ Re:核共有(ニュークリア・シェアリング)にあきれる(03/05)  そのとおりです。核による抑止力という…

お気に入りブログ

再出発日記 KUMA0504さん
masalaの辛口… マサラ0517さん
ビール片手に 五右衛門802さん
たーくん'sシネマカ… たーくん.さん
巴里雀のつぶやき 巴里雀さん
2008.03.11
XML
カテゴリ:映画

ミリオンダラー・ベイビー(DVD) ◆20%OFF!監督 クリント・イーストウッド

DVDで鑑賞

少しあらすじ
 老トレーナー、フランキー(イーストウッド)は23年来の付き合いとなる雑用係のスクラップ(モーガン・フリーマン)と古いジムでボクサーを育成している。
 有望株のウィリーは、教え子を大事に思う余りタイトル戦を先延ばしにするフランキーにしびれを切らして別のマネージャーの下へと去り、タイトルを獲得する。
 そんな折、フランキーのジムに女性ボクサー、マギー(ヒラリー・スワンク)が現れる。マギーはフランキーの指導を乞うが、昔気質のフランキーは女のボクサーを認めようとしない。だが連日ジムに通い詰めるマギーの素質にスクラップが気づき、やがてフランキーも彼女にアドバイスを与えるようになる。

感想
 物語の半分以上は、マギーがしだいに強くなっていく過程を描いている。マギーは全く負け知らずに勝ち続けるので、「女性版ロッキー あっさりタイプ」といった感じであまりドラマチックではない。ボクシングシーンも「あんな大振りじゃ当たらんやろ」と突っ込みたくなるところがある(「ロッキー」の方にもあるけど)。それでも魅せてしまうのは3人の演技がすばらしいからではある。

 育った家庭の貧しさ、貧しさゆえの心の荒廃、そこから抜け出したいという執念がマギーを支えている。フランキーはアメリカでは少数派のアイルランド系でカトリックの信者である。少し乱暴に言えばボクシングというのは貧困と格差が生み出したスポーツなのだと思う。別にボクシングを暗い世界に押し込めようというのではない。そこから華やかな世界に飛躍できる可能性こそがボクシングの醍醐味なのだから。

 マギーは海外遠征に出るほどに活躍し、フランクがゲール語でつけた「モ・クシュラ」というニックネームで呼ばれ人気を得る。そしてタイトル戦での事故から物語は一変する。
 生命の尊厳という深いテーマである。生命の尊厳というと直接的に問題になるのは死の瞬間のことだけど、そこに至る生命のプロセスの方が圧倒的に重いもの。
 この作品も答を提示してはいないが、考えれば考えるほど深い。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2008.03.11 19:38:17
コメント(0) | コメントを書く
[映画] カテゴリの最新記事



© Rakuten Group, Inc.