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カテゴリ:映画
監督 ジョン・リー・ハンコック
少しあらすじ 家族と共に車で帰路に着くリー・アン(サンドラ・ブロック)は、雨に濡れながら夜道を歩くマイケル・オーア(クィントン・アーロン)に目を留める。自宅に連れ帰ったマイケルの境遇を知り、一家に迎え入れることにしたリー・アン。 巨体を見込まれアメリカン・フットボールを始めたマイケルは闘争心が希薄なためかなかなかうまくならない。しかしマイケルの性格を知ったリー・アンが、コーチを差し置いてマイケルにアドバイスをするとマイケルの才能は一気に開花する。 感想 成功した実業家で、典型的なWASPで、おそらくは共和党支持者で、という夫婦がホームレス同然の黒人青年を一家に受け入れ、青年の才能を開花させる、というアメリカンドリームを描いた作品である。 その意味ではあまりおもしろくないのだけど、これが実話を下にした作品ということで、ある程度の説得力がある。(エンディングに実写の場面が流れる) サンドラ・ブロックと言えば「スピード」のイメージしかないのだけど、相変わらず気風のいい女性を演じていて、魅力的ではある。 ワースト主演女優賞に選ばれたラジー賞の授賞式に堂々と出席したというエピソードからも、サンドラ・ブロックは弱ぶって見せることができない、あるいは弱みを見せることが似合わないと自覚しているのだろう思う。 この作品でも「私きれいでしょ」「スタイル良くてそそるでしょ」と言わんばかりのショットが続く。夫婦の金持ちぶりもあきれるほどである。それがちょっと癇に障る。たぶんそれは承知の上でやっているのだろうけど。 貧しさゆえに才能を埋もれさせて良いのか、という問題提起はよくわかる。 効率の悪い役所にブッシュ大統領の肖像を掲げたり、マイケルの家庭教師が民主党員だったり、という小技も何となくおもしろい。 それだけに、前述のちょっと癇に障る部分が残念。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010.03.28 07:51:59
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