それは、3月4日さえりんの21回目の月命日の日のことです。
夕方、とても心穏やかではいられないことが起こりました・・・
シャルルさんのご心配通り月命日は必ず大荒れの嵐が起こってしまうのです(>_<)
実は3月4日(木)は朝10時半いつものように現場に花を供えに行くとき、
中日新聞記者のAさんとSさんと現場の近くのローソン駐車場で待ち合わせをして
いました。それはある取材の約束をしていたからです。
ところが、Aさんとは私たちにこんなことを言いました。「今日は現場に加害者と
運送会社の連中が現れるのを見届けようと朝9時からここの駐車場で待っていたん
ですが、来ませんでした」と。現場へ行ってみると電柱に花は供えてありました。
花についていたシールにはいつもの花屋さんのマークがついています。いつも通り
朝10時開店のこのお店で買ってから来たのなら絶対にAさんとSさんが見逃すわけ
がないんです!!一度先月4日に連中の姿を直に目の前で見ているので。
ということは、この花は多分、前日の3日午後供えられたものだと推測できます。
3日午前中に私たちと市内の情報新聞の記者の方が現場に来たときはなかった。
よく見ると少し花がくたびれていて、水もない電柱に1日前から括り付けてあった
ように見えるのです。
またも加害者に嘘をつかれてしまいました!!私たちは月命日の日に来なければ
意味がないと1月4日にあれほどきつく注意したにもかかわらず、凝りもせず
1日前ならいいだろうとまたも安易にお仕事感覚で献花されたのです!!
そんな義務的で心無い花に何の意味があるのでしょうか???
先月2月4日に私たちと現場で鉢合わせたので避けられたのでしょうか??
本当に加害者と運送会社の本心を聞き出したいと怒りが治まりません!!!
それでも、精一杯怒りを抑えてAさんたちとの約束は果たせました。
最後にAさんとSさんに新聞記事のお礼を言って、立看板の前で主人と私と遺影
のさえりんの写真を撮ってもらい、お別れしました。
午後から主人は車屋さんへ自分の車の点検へ行きました。
私は、夕方友人のNちゃんがさえりんの月命日だからとお供えのお菓子を持って
きてくれてお庭のさえりんガーデンの前のベンチに座っておしゃべりをしました。
ここまでは何とか頑張って正常な精神状態を保っていられました。
ところが・・・
夕方郵便受けにレターパックが入っていました。
送り主はN弁護士です。開けてみると、民事裁判の加害者側からの答弁書が入って
いました。その前にはN弁護士が書いた書面と1枚あり、さっそく読んでみると、
私の頭の中は真っ白になり、怒りが込み上げました!!!!
加害者の弁護士が「紗愛理にも注意義務を怠ったとして事故の過失がある」と、
何割かの過失相殺を主張してきたのです!!!
なんで????どうして????紗愛理に責任がどこにあるの????
その過失相殺の理由として書かれていたのはやはり「被告人が左折しようとして
交差点に差し掛かった時、被害者はまだ横断歩道に入っていなかった。左折進行
時の交差点入り口の衝突なので、その過失の程度は特に重いものとまでいえない」
という理由でした!!!!
やっぱりこの民事裁判でも刑事裁判同様に、警察が加害者の言いなりで適当に
書いた捜査資料のせいで、こんな理不尽で可笑しな目に遭うのです!!!
こんなことって許せるでしょうか?????
まさに死人に口なし!!!
みんなで加害者の言いなりになって、加害者有利に事が運ぶのです!!!
N弁護士は今こそ、佐々木さんの交通事故鑑定を使い正しい衝突の位置を明らか
にし娘さんに何の過失もないことを証明しましょうと提案してくださいました。
私はすぐにN弁護士に電話をして今私がすべきことを伺うと「佐々木さんに
事故の鑑定書類の依頼をしてください」と言われました。
私は電話を切った後もずっと怒りが込み上げて治まりません!!!
「なんで??どうして??さえりんが過失を取られなくっちゃいけないの???
何一つ悪いことなんてしていないのに!!!!青信号を信じて真っ直ぐ自転車で
横断歩道を渡っていただけなのに!!!明らかに加害者の見落としという100%
過失以外何物でもないのに!!!本当に本当に本当に許せない!!!!」
そしてさらに、加害者側は「事故の2日後自宅へ謝罪に行っている。通夜と葬儀に
も参列した。毎月命日には現場に花を手向け謝罪の誠意を示している」と書いて
あるのを読んでさらに腹這たが煮えくりかえった!!!
これほどまで人を馬鹿にして!!本当にふざけるな!!!
全部私たちが来いと言ったから運送会社の人間に連れられて仕方なく来ている
だけなのに!!!この加害者のどこに誠意の欠片が見えるのでしょうか????
主人に八つ当たりしても主人だって悔しい気持ちを精一杯抑えているのにこれ以上
私の思いをぶつけたらきっと怒りが爆発してしまうだろうと危機感を感じました。
私は黙って、床にのたうち回っても怒りは一向に治まりません!!!
その時ある人の顔が浮かび電話を掛けました。豊橋の遺族Iさんです。
Iさんは優しく穏やかに話を聞いてくださいました。実はIさんもまだ13歳の息子
さんA君の民事裁判の真っ最中なのです。Iさんはこう言って下さいました。
「こんな裁判の悔しさなんて他の人にはなかなか分かってもらえないよね。実際に
その立場にならないと、やっぱりお金目当てなんでしょって思われてしまうよね。
でも私たち子どもの命を奪われた親の願いは決してお金なんかじゃないんだよね」
私は本当にその通りだと思いました!!一般的に民事裁判を起こすということは
少しでも加害者の保険でお金をたくさん取りたいからでしょ!!と思われるです。
それは新聞やテレビのマスコミの取り上げ方がいけないのです!!
全てはお金で解決!!いくらいくらもらってこの事件は和解しました。と報道する
から、それを読んだ方は安易にお金をもらえればそれで解決するんだと思わされて
しまうのです。でも、実際にはそれだけでは決してないのです!!!
私のこの治まりようのない怒りも決して、娘の過失相殺されることでお金が
減らされるから怒っているわけではありません!!!
私たちは、お金が欲しいわけではないんです!!!
私たちがこの民事裁判を起こした理由は、
・加害者に罪を認めさせ、心から紗愛理に謝罪してほしい!!
・加害者にはもう二度と大型トラックにも車にも乗らないでほしい!!
・紗愛理には決して過失はなかったと誠の無実を証明したい!!
・もうこんな理不尽な青信号の横断歩道での死亡事故を無くしたい!!
という強い思いがあるからです!!
そしてこれは何より刑事裁判で果たしたかった思いを、検察に無残にも打ち砕かれ
てしまったので、あとは民事裁判でしか戦う場がなかったからです!!!
あの時、刑事裁判で裁判長が加害者に対し正しく罪を裁き実刑判決を出していたら
こんな民事裁判なんて起こす必要もなかったのです!!
Iさんとの電話を切った後も、私はどうしようもなく虚しさに襲われ頭痛と
体の不調も酷くなりました。もう何もかもどうでも良くなり絶望感に苛まれた。
加害者に復讐し、自分も死にたいという思いがメラメラと湧いてくるのです!!!
こんな激しい思いは、3回目です。
1回目は刑事裁判の判決が執行猶予付き出てしまったとき
2回目は検察が控訴を認めてくれなかったとき
それ以来の激しい憤りと抑えようのない怒りだったのです!!!
だってだって、紗愛理は何にも悪くないんです!!!
悪いのは明らかに加害者なのに!!!
それなのにこんな不公平なことってこの世の中であってもいいのでしょうか???
本当にもう何もかも信じられなくなりそうです・・・(>_<)
真実って何???
正義って何???
正しいものは損をする、正直者はバカを見るのが世の常なの???
交通弱者は大型トラックより弱いから轢かれても仕方ないの???
たった一人の人の命より、経済の優先、産業の方が大事だというの???
強いものや権力者、お金持ちが勝つ弱肉強食の社会なの????
この日本は本当は法治国家ではなく、無法地帯なの????
どうして今の日本ではこんなに加害者ばかりが守られて、
被害者はいつもいつもいつも泣き寝入りさせられるの????
殺された被害者には、どうして人権もなくなってしまうの???
こんな死人に口なしがまかり通る世の中で果たして人々は幸せになれるの???
加害者側の陰謀に翻弄されもう正常な判断が出来なくなりそうです(>_<)
つづく・・・・
(3月4日(木)の現場の花)
(さえりん9歳の時 安城市堀内公園で遊ぶ)
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