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カテゴリ:裁判
遂に昨日、加害者と直接対決が実現しました!!
さえりんの交通事故死から約2年9ヵ月もかかりました!! 昨日は、午後1時半から名古屋地方裁判所岡崎支部304号法廷にて、10回目となる民事裁判が行われました。今回はいつもの会議室ではなく、傍聴席もある法廷で行われました。それは証人尋問が行われ、原告側は日本交通事故調査機構の佐々木さんと私、被告側は加害者の証人尋問が行われたからです。 私にとっては本当に長かった、ついにこの日が来たのです!! 刑事裁判と違って少し小さい部屋で傍聴席もコロナの為距離を取って12名ほどの席しかありませんでした。傍聴席には、ボランティアメンバーのTさんとNちゃんが応援のため駆けつけてくれました。そして、佐々木さん。あと思いがけず、私のブログを見て下さっていた女性が遠くから来て下さいました。それ以外の方は多分相手の保険会社の人かな??それと傍聴マニアみたいなご夫婦??知らない人の11名くらいの方が傍聴していました。 私はN弁護士とさえパパと共に法廷の中へ座りました。 時間直前になって加害者と相手の弁護士が法廷へ入ってきました。加害者の旦那は傍聴席へ座りました。 民事裁判証人尋問はまず、佐々木さんの証人からでした。衝突地点のことを争点に詳しく証言して下さいました。その後5分間休憩があり、私は緊張感で喉がカラカラだったので廊下へ出て飲み物を飲んで喉を潤しました。初めての経験でドキドキです。 休憩が終わると次は私の証人尋問が行われました。最初に裁判官の目の前の証言台の横に立って名前を確認されて紙に書いてある「宣誓」の言葉を述べてから、椅子に座り始まりました。まるでドラマとそっくり一緒でビックリしました(@_@) N弁護士が私に約20項目の質問をして、私はその都度ゆっくりとはっきり自分の意見を嘘偽りなく述べました。さっきまでの緊張や体調の悪さが嘘のように、自分でもびっくりするくらい冷静に思ったことを堂々と大きな声で答えることができました。 最後にあなたは加害者に何を望むのかという質問に、「私は加害者が何も言われない現場の電柱にいくら花を供えても償いになんてなっていない。本当に謝罪する気があるのなら毎月の月命日には、我が家へ来て紗愛理の仏壇に花を供え手を会わせて、大切な命を奪ってしまったことを紗愛理に謝って欲しいと強く望みます!!」ときっぱり言いました!! 最後に加害者の証人尋問が行われました。加害者側の弁護士が2項目くらいの質問をして、加害者はたどたどしくか細い声で答えていました。途中声が小さくて何を言っているのか分からず、裁判官からも「もう少しはっきり答えて下さい」と言われていました。その後私側のN弁護士から加害者に約10項目質問しました。その中で「原告の坂田栄子は陳述書を2つ証拠として提出していますが、読まれましたか?」というN弁護士の質問に対して、加害者は「はい」と小さな声で言いましたが、次に「どんなことが書かれていたか記憶していますか?」という質問に対しては、加害者はうつむいて一言も答えられませんでした!! 私とさえパパは深いため息が出そうになるくらい呆れました。加害者は、私が半狂乱になりながら身を削って必死で感情と戦い自分を押し殺して書いた陳述書を本当は読んでいないんだと愕然としました。どうせ自分に都合の悪い事には目を塞ぐ、嫌なことから逃げる性格なのでしょう!!そうでなければ紗愛理を殺して約3年近く知らん顔なんて神経がおかし過ぎます。 次にN弁護士が「ご遺族に連絡をとっていませんね。それは何故ですか?」という質問に、加害者は「運送会社と弁護士に民事裁判が終わるまで行くなと止められました。裁判がすべて終わったら連絡するつもりでした」と言いました。 私とさえパパは加害者の都合がいい言い訳に腸が煮えくり返りそうになりました!! 午後3時、約1時間30分の民事裁判の法廷が終わりました。 すると、加害者がこちらへつかつかと歩いてきました。 私とさえパパはその様子を見つめました。すると私たちの目の前にきて加害者が突然話しかけてきましたΣ(゚Д゚)「次の月命日の3月4日にお宅へ伺ってもいいですか?」と!?私とさえパパは腹立たしくて呆れてつい「今さらですか??」と言いました。すると加害者は「はい、大変申し訳ありませんでした・・・」と目に涙を浮かべました。私たちはその涙の真意はわかりません!!これも何かのパフォーマンスなのか??それとも、今まであまりにも被害者遺族のことなんて無関心で、私が何を望んでいるのか、何を一番怒っているのか、今この法廷ではじめて知って「ヤバい」と思ったのか??? それでも、私は怒りを抑えて「では4日は午前中に来て下さい」と言いました。 すると加害者は「わかりました」と言って帰って行きました。 さて、加害者は4日に本当に我が家へ謝罪に来るのでしょうか?? さえパパは「もし来たら門前払いしてやる!!!」と怒りが治まらない様子でした。でも私は言いました。「門前払いしたら、言いたいことが言えないから私は紗愛理の仏壇の前に手を合わさせるよ!そして冷静に加害者が何を考えているのか、紗愛理を轢き殺したことを心から反省しているのか見極めるよ!私はとことん加害者と向き合って、加害者が心から誠意を見せるまでずっと謝罪に来させるつもりだよ!!」と言いました。 ここからが正念場、本当の加害者への復讐の第一歩なのです!!! 私にとっての加害者への復讐は、命を奪う事でも不幸にさせる事でもありません!! 刑事裁判で刑務所入りが叶わなかった今、せめて出来ることは加害者が心から紗愛理の命を奪ったことを反省し償いの人生を死ぬまで送ることです!!私達家族と同じように、重い重い重い十字架を一生背負って生きる事です!! 私はまずは、加害者に紗愛理のことを知ってもらいたいと思っているんです。 こんなに優しくて、こんなに素直で、こんなにみんなに愛されて、たった20年11ヵ月だったけどこんなに一生懸命生きていたかけがえのない紗愛理の命を、自分のついうっかりで奪ってしまったことを悔い改めてもらうことからはじめたいのです!!きっとさえりんも、そう望んでいるから♡ (さえりん14歳の時 中学校体育祭part1) いつも温かいコメントありがとうございます さえママへのメールはこちらから にほんブログ村、応援おねがいします!! この「さえりんの部屋」を一人でも多くの方に読んでいただき、 交通死亡事故で悲しむ人がもう増えませんようにと心から願っています!! さえりんをクリックしてください!! にほんブログ村 さえパパの「可愛いさえりん1分間動画💛」ぜひ見にきてね!! さえりん動画はこちら 会の活動内容をお知らせするのにあたり、LINEの公式アカウントを作りました。 よろしければ以下のリンクから友達登録してね❗ https://lit.link/aichinijiirokai お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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