つれづれなるままに―日本一学歴の高い掃除夫だった不具のブログ―

[徒然日記] カテゴリの記事

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• 師走の足音

  年賀状のおもてがきを書いています。本の整理をしています。月末には大工さんも来ます。外は雨。晴耕雨読にはちょうどいい日曜日です。

  2009.11.22

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• 300万円

  住宅リフォームの見積もりが来ました。風呂場から台所からバリアフリーにリフォームし直して、物置を書庫に替えて、工事期間は約一ヶ月。その間の仮設風呂代も入れて約300万円だそうです。一日十万円と考えると、材料費＋人件費でまあ打倒な数字かなと思っています。所得税控除の件は、保留。床面積５０平方メートルにするための追加費用を考えると費用対効果が期待できません。ただし扶養控除が廃止されれば話が別です。リフォーム減税は来年度も続きますので、民主党の政策次第で相談の余地はあると思いますが、まずは目の前の工事が先でしょう。

  2009.11.18

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• 忘年会中止

  公務員への風当たりが強いから、ではありません。新型インフルエンザが流行っているから、です。どちらにせよ、物入りの多い年末年始。呑み助でない不具にとっては、ありがたい話です。ボーナスも１５％カットですし…

  2009.11.17

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• メガネがポロリ

  レンズの話です。いきなり片目が落ちたときは、そりゃあ驚きましたが、幸い買った眼鏡屋さんがすぐ近くだったので助かりました。無料で修理していただいて、レンズもきれいに磨いてもらえました。それにしても、不思議な遠近感でしたね、実際。

  2009.11.14

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• リサイクルブックフェア

  図書館に本を返却にいったら、リサイクルブックフェアをやっていました。３０冊まで無料でもらえるそうです。読みたいなあと思いつつも買ってまで読むのは…という本を、この機会に漁ってきました。本ブログでもおいおいご紹介していきたいと思います。

  2009.11.01

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• 金融機関いろいろ

  この日の続きです。朝、○○警察署で財布をいただいたあと、半日つぶして、いろいろな金融機関に行ってきました。出てきたのだから、発券届を出してすみそうなものですが、会社によって違います。ろうきんとゆうちょは、停止を解除するだけですみました。銀行は、どうしても再発行しなければならないそうです。窓口でいろいろ確かめましたが、疲れました。手続きにも時間がかかりました。結局、利便性をとるか信頼性をとるかということなのでしょうが、もう少し何とかならないものでしょうか。そうそう、お礼の電話がまだでした…。

  2009.10.19

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• 落とす紙あれば拾う神あり。

  誤字ではありません。夕べは大変でした。財布を忘れたのです。どこに忘れたかははっきりしていましたので、該当の個所に電話したのですが、「ありません」という返事。紙といっても、紙幣は小額でたいしたことはなかったのです。ただ、キャッシュカードやらクレジットカードやらがいろいろ。電話をかけまくりでした。被害はありませんでした。最後に、警察に電話で紛失届。出てくることを期待したわけではありませんが、今朝になって電話がかかってきました。「平日の午後5時15分までに、○○警察署まで来てください」見つかったのはいいのですが、平日ですか。まあ、どうせ銀行やら郵便局やらの窓口に行くために、年休をとらなければならなかったのでかまいませんけれどもね。月曜日が楽しみでございます。

  2009.10.16

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• 銀行が学校にやってきた

  お金を借りませんか、と勧誘にやってきた。カードローンよりずっとお得ですよ、とやってきた。確かに今は長年住み慣れた家の改築で何かと物入りな時期ではあるのだが…。それにしても、いちいち書くのが面倒なほど、教師になった途端ここ一、二年でいろんな有形無形のお誘いがくる。一体どこから個人情報がもれているのだろう。

  2009.09.10

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• 祈りを込めて

  うちの生徒が書いた五七五をとりまとめて、本日、県文学賞（ジュニア部門）の係宛に郵送しました。あの子達の思いが、どうか、審査員の心に届きますように。

  2009.09.05

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• 嗚呼　７．３３平方メートル

  担当の方から電話がありました。計測したところ50平方メートルに7平方メートル強床面積が足らないそうです。とりあえず書類上は今までの床面積のままということですが、リフォームした場合、床面積追加分に対して固定資産税がかかることを、電話口で確認しました。しつこかったから、相手の人も疲れたろうなあ。それでもねえ。年末調整後の所得金額が今年は100万円超えてしまいそうなので。所得税だけで5万円、住民税は10万以上払わなければならなくなりそうです。所得税も住民税は給与から天引きとはいえ、あわせて20万円くらいになる可能性も。それならリフォームに金かけて節税したほうがまだまし。つぎは盆明けに建設会社さんに連絡です。

  2009.08.12

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• 担当が家にやってきた

  ひげの生えていないサンタのような職員さんでした。昼休み、時間通りにお見えになったのはさすがです。昨日の電話では中に入って確認させていただいて…というお話でしたが、それは通常のお話。中に入って見るまでもなく、廃屋に近い木造住宅なのは一目瞭然。まさに百聞は一見にしかずを地で行くような家屋ですから、恥ずかしくて中に入ってもらうわけにはいきません。第一プライバシーの侵害です。当然、外側だけを測量していただきました。不具も一緒について回りましたが、微妙なところです。50平方メートル未満かもしれません。なので、巻尺を持った担当職員さんはすぐ計算ができたはずなのですが、「来週の木曜日には連絡します」という返事も、それ以上急かしませんでした。それでも登記の床面積とはかなり数字が違うのですが、もともとの評価額が5万円なので、測量しなおした床面積で計算しても10万円前後にしかならず、家屋に固定資産税はかからないとのことでした。ただし、リフォームして床面積が増えた場合は、その分の税金はかかるそうです。まあ来年の話ではありますが。ということで、まずは現状で持ち家の広さが何平方メートルになるのか明らかになってからでないと、次のステップに移れないことが明らかになりました。チャンチャン。

  2009.08.07

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• ５０平方メートルの壁

  住宅特定改修特別税額控除（バリアフリー改修工事を自己資金で行った場合の所得税控除）の適用を受けるとき、工事後の床面積が50平方メートル以上なければならないことは先日確認しました。ところが、登記によると50平方メートルに足らないようなのです。しかし生活実感としては50平方メートル以上という感じです。まあ、足りても足らなくても所得税の控除に関係はないのですが、床面積が増えるとなると固定資産税に関係してきます。なので、今日は昼休み市役所に行ってきました。暫定的結論。明日の昼休みに資産税課の家屋担当職員が測りなおしに来てくれるそうです。法務局に関していえば、あそこはいわゆる「納税」に関係ないので、そのままにしておいていいでしょう。どうせ工事終了後は「正しい」床面積になるわけですし。税務署は、所得税控除のために納税者が活用するもので、固定資産税とは直接関係ありません。したがって、一市民としては市役所の担当職員と向き合えばいいわけです。ケセラセラ。明日は明日の風が吹くでしょう。

  2009.08.06

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• 法務局から税務署へ。

  法務局に電話で確認して、登記が完了したことを確認しました。職場を早引けしてもらってきたのが登記完了書と登記識別情報通知。これで家は不具の所有になりました。贈与日は4月1日になっています。木造住宅で築30年以上たっていますから、評価額は贈与税の基礎控除額110万円の範囲内。したがって贈与税は無税。次は税務署でバリアフリーリフォームにかかる所得税控除の説明を聞いてきました。専門的にいうと「住宅特定改修特別税額控除」になるそうです。確認したこと。登記の日ではなく贈与の日（ただし21年4月1日まで）から対象になる。したがって6月に行った工事でもOK。工事完了年の所得税控除となる。つまり年をまたがって控除を受けることはできない。今年トイレ、来年風呂場というようなことはできない。バリアフリー工事に当たるかどうかは建築士さんが判断。工事完了後の床面積が50平方メートル以上あることが条件。登記簿謄本が別途必要になる。まずは下水道工事をお願いした建設会社さんと相談ですね。費用面も含めて。

  2009.08.05

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• 書類をそろえてもっていきました。

  金曜日の続きです。用意するもの。・登記申請書・登記原因証明情報・権利書・贈与者（親）の印鑑証明書・贈与者の実印・受贈者の住民票・受贈者の認印・家屋の評価証明書・収入印紙（評価金額による）いやー、大変でした。3時に職場を早退して書類を持っていきましたが、登記原因証明情報に記載の誤りがあることが判明。いわく、・大字の下に字なんとかが入っていない・市役所の家屋番号と法務局の家屋番号は違うということでした。こんなこともあろうかといくつかバリエーションを用意しておいたのが幸いでした。申請書も鉛筆書きだったのですぐ修正できました。それでも提出は5時5分前。はああ。収入印紙代1,100円也。まあ、5万円の家ですからね。こんなものでしょう。費用累計2,500円也。50,000－2,500＝47,500（円）。司法書士さんに頼むよりずっとお得でした。やあれやれ。これで一安心。ん？「今日の申請で、早くて明後日の午後の登記完了となります。あらかじめ電話してからまたお越しください」（また来るのかよ）ちなみに、「登記事項要約書は書類を書くときに必要な参考書類（レファレンス・ペーパー）だからとっておいてください」だそうです。チャンチャン。

  2009.08.03

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• 登記にかかる書類を自分で作成する

  さらに昨日の続きです。作らなければならない書類は、２種類。登記申請書と、登記原因証明情報です。申請書のほうは、マニュアルを見ながら鉛筆で下書きします。贈与者の署名と実印が必要な個所だけきちんとしておけば、あとは法務局で見てもらってから清書します。登記原因証明情報とは、要するに名義変更理由書のことです。これは申請書提出に伴う添付書類で、ワープロソフトで作成します。やはりマニュアルどおりに打てば、大丈夫だと思われます。なお、贈与者が法務局に行かない場合、委任状が必要になります。贈与者の署名と実印はきちんとしてもらいましょう。登記証明書も登記原因証明情報も、公的機関で作ってもらった書類の記載事項を見ながら作成するのがコツです。法務局に行くときは、権利書や贈与者の実印、受贈者の認印も必要です。詳しくは、行ってからレポートすることにします。

  2009.08.01

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• 街を歩くと

  「貸店舗」「入居者募集」「閉店しました」の貼り紙が目立つ。もちろん今始まったことではないけれども、この前パンクした自転車を修理してもらおうと近所の自転車屋さんに行ったら、閉店の貼り紙がしてあったのには驚いた。人気がなくて、まるで夜逃げ同然である。この間は、とってもおいしい肉まん屋さんが店じまいしていた。小さな本屋さんもどんどん減っている。ガソリンスタンドがコンビニに化けていた。経営がうまくいかず、店をたたんだり、事業所をたたんだりする自営業者が後を絶たないのだろう。マンションも一時期に比べるとかなり安くなっているのに、買い手がない。人間（ソフト）が劣化しているのかどうかわからないが、少なくとも商店街（ハード）が劣化しているのは間違いないようだ。元気のいいのはパチンコ産業と居酒屋ばかり。憂さ晴らしでもしないとやってられない、ということか。

  2009.08.01

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• 300円×３＋500円＝

  さらに昨日の続き。司法書士さんを通さずに、全部自分で家屋の名義を変更しようとなると面倒くさいということがわかりました。自動車の名義書換を保険屋さんに任せずに一人でやっとことがありますので、今度も多分何とかなるでしょう。お金を払って作成してもらう書類。登記事項要約書…500円。贈与者（親）の印鑑証明書…300円。家屋の評価証明書…300円。贈受者（不具）の住民票…300円。しめて1400円也。法務局の書類だけがなぜか500円。市役所の書類は一律300円でした。電話で確認した司法書士さんにかかるとこれが50000円に化けます。もちろんガソリン代とか諸経費とか別途書類作成とかありますからこれだけですまないのはわかりますが、暴利だと思いました。登記事項要約書と印鑑証明書の名前の字が違っていて（旧字と新字）、電話で問い合わせたところ「見なければわからない」といわれて法務局に逆戻り。見せたら「必要ない」とのことでしたが、「法律の素人が行くと普通は五回も六回も通わなければならない」という登記相談窓口の人のアドバイス、少し実感した次第です。自分で作成したり、署名してもらったりしてそろえなければならない書類はまだありますが、それはまた次の機会に。それにしても、さすが国家公務員。相談窓口以外の職員の対応は、まるでなっていませんでした。

  2009.07.31

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• やっぱり。

  昨日の続き。図書館にいけば休館日。家に帰れば自転車がパンク。昨日は散々な一日でした。今日は少し、いいことありました。傘が研修先にありました。税務署に眼鏡がありました。自己資金であっても、今年は、リフォームによる住宅控除の対象になるということが明らかになりました。（でも昨日のことはお詫びひとつありませんでした。職員も違いましたが）だけど、面倒くさいのは、建物の名義が父親のものであること。これを不具の名義に変えるのがまず、先決です。どうせいつかはそうなるのだし。司法書士に依頼すると、手数料が5万円くらいかかるということ。（下水道工事料金の10％＝控除額）と同じくらいです。これはもう、司法書士さんにお願いしたことにしておいて、自分で手続きしたほうがいいですね。そうしたら1000円ですみます（どんだけ安いんじゃあ！ 築何年だか当ててみてください）。幸い夏休み。なんとかなるでしょう。多分。控除の対象になるのは、お風呂工事改修からか…これもそのうち、見積もりしてもらわなくちゃなあ。慌てることはないけど。

  2009.07.30

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• ついてない日

  せっかくイチローがメジャー初のサヨナラを打ったというのに、全然ついてない日でした。不注意といえば、不注意なんだけど。朝出かけるとき大雨で、図書館から借りた本が一部ぬれてしまいました。乾くのを待ってからですが、場合によっては弁償。あーあ。絶版本じゃなかったのがせめてもの救い。ガソリンを入れたついでに、タイヤも替えてもらいました。まあ、たしかに磨り減っていたし、ヒビも入っていたしね。しめて３万４千円。その足で市役所と税務署へ。所得税より住民税が高かったという話は前にしましたが、家族のことで市役所やら税務署やらへ行きました。今まで非課税世帯だったのが課税世帯になって、特典がいろいろ減ったのがわかりました。だけど納得できないことも多いんですよねえ。たとえばリフォーム時の住宅減税。借入金があった場合のみ対象と聞いたけど、新聞には自己資金とあります。貯金＝自己資金だとわかるけど、借金＝自己資金なのでしょうか。気がついたら、眼鏡がありません。まあ、運転用の眼鏡は別にしていましたので、なくても対応できるのですが、運転用と業務用は別にしておかないと困りますのでね。市役所に聞いてみたら、５時過ぎでしたが、きちんと応対していただきました。が、ありません、とのこと。税務署は、５時過ぎたら「恐れ入りますが…」これだからもう、国家公務員ってやつは！明日また研修の帰りに直接行ってみようかしらん。

  2009.07.29

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• 下水道代金

  6月末にボーナスが支給されて、今日、下水道工事代金を支払いました。受益者負担金とあわせると、ボーナスがそっくりそのまま消えてしまう勘定になります。以前のワーキングプア生活では、考えられない出費ですが、自治体の方針として、どうしても数年以内に下水道にするということで。先のことはわからないので、どうせなら早いほうがいいと判断した不具でした。それに、汲み取り式はどう考えても、衛生的ではありませんしね。

  2009.07.04

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• 公明党の時局講演会

  に行ってきました。断っておきますが、不具は学会員ではありません。それなのにどうして行ったのかというと、浮世の義理と好奇心というやつです。ホールは学会員らしい聴衆で満員でした。みんな、庶民、という顔をしています。考えてみれば、自民党も民主党も国民、国民と連呼していますが、彼らは本当に国民のほうを向いているのでしょうか。金持ちという一部の有権者の方だけを見ているのではないか、と思うことがあります。もちろん公明党だって国民というより票田としての学会員の方を向いているわけですが、しかし、少なくとも学会員の方がまだ庶民、というか国民に近いのではないでしょうか。学会員の利害と、一部金持ちの利害と、いったいどちらが国民一般の関心事項に近いか。類推の問題です。創価学会も公明党もあまり好きではない不具ですが、それでも、与党内野党としての公明党の存在と役割は、現状分析として、認めてもいいのではないかと思います。ところで、講演者は不具と同世代の精力的な政治家でした。お話はなかなか面白いものでしたが、ここで紹介してもしょうがないので、割愛することにします。ただ、高速道路無料化の政策を例に挙げて、民主党のことをさんざんこきおろしながら、「現時点では」民主党に政権を任せるわけにはいかない、と断ったのは聞き逃しませんでした。要するに、時局によっては、公民連立政権もありうる、という含みを持たせてのことでしょう。政治家というのは、えてしてそういうものだと思います。民主党に言わせれば、「税金の無駄遣いをやめればすむことだ」でしょうしね。政治家はカメレオンです。彼らはしきりに国民国民と言いますが、実は自分たちの暮らしと名誉のことしか考えていない。そのために必要なら国民、あるいは学会員を持ち上げはする。ただそれだけのことです。「ただより高いものはない」公明党にとっては、この無料講演会で票が固まれば安いものでしょう。広報費か宣撫費かわかりませんが、経費的に考えても十分元が取れると思います。もっとも国民だって自分たちの生活のこと、しかも目先のことしか考えてないわけで、民主主義は常に衆愚政治と背中合わせではあるのですが。公明党の時局講演会を聴きに行っての感想でした。

  2009.07.03

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• 所得税＜住民税の現実

  ワーキングプアだった不具は、今まで所得税を払ったことがありません。今年、初めて払いました。医療費控除についても、勉強になりました。所得税のあとは、住民税。給料から天引きなので、支払いに行く必要はありませんが、金額を見て驚きました。払った所得税の3倍弱もあるのです。何で？ と思ったので市役所に行ってきました。ちなみに今日は代休です。確かめてわかったのは、所得税に比べて住民税は控除の額が小さい！ということでした。何でそうなったかというと、例の小泉改革。地方でできることは地方で、というかけ声がそもそもの元凶。地方でできることを地方でするためには、先立つものが必要。先立つものは税金でまかなう。かくて、昔は所得税＞住民税だったのが、いまや逆転。税金は取られるは地域サービスは低下するは、踏んだりけったりではありますが、考えてみれば自分の給与ももとを正せば「公的資金」。しかたないなあ、と控除額比較表を眺めながらふかいため息をついた不具でありました。

  2009.06.22

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• 体育祭と役員会

  今日は午前中、母校の養護学校の体育祭を観にいきました。この時期に開催するのは温暖化の影響かなと思っていましたが、体育祭がすべて室内で行われているのに時代の流れを感じました。昔だったら、訪問教育の対象だったお子さんたちが、今、普通に学校に来ているのです。それだけ、統合教育が進んできているのでしょう。体育館では、一番体力のある高校生が競技していました。それでも暑いので、氷屋さんで売ってるような大きな氷に、扇風機を当てて館内の空気を冷やしながらの進行です。遊びやゲームと、体を動かすという要素が組み入れられた、大変教育的な内容でした。あたりまえですね。小中学生は、冷房の入ったプレイルームでやっているのだそうですが、こちらは観ることが出来ませんでした。弁当とお茶を無料で支給していただいて、午後は役員会。今後卒業生の同窓会をいかに運用していくかという議題でした。運用していくには、お金が要ります。運用していくには、人材が要ります。ということで、会費と役員をどうするか、ということに時間が費やされました。ここで内容を公開するのは遠慮させていただきますが、OBの高齢化、障害の重度・重複化となれば、おのずから選択肢は限られてきます。年内にまた役員会がありそうです。

  2009.06.20

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• 下水道工事完了

  見積もりしていただいたのが4月末。建設会社に手続きを代行していただいたのが5月。工事に着工してもらったのがここ1週間くらい。その間、お風呂が壊れたり冷蔵庫が死んだりといろいろありましたが、ようやく汲み取りから水洗トイレになりました。工事代金はボーナス払い。その他に、受益者負担金15万円を支払うように、との市からの通達。いいですけれどね。たとえ市の都合で汲み取り便所を廃するのだとしても、どうせお上には逆らえない、という気分です。お金に羽がついてどんどん消えてゆきます。派遣社員のままだったら、今ごろどうしていたでしょう。とりあえず、格差社会のこちら側にいられることに感謝したいと思います。

  2009.06.17

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• エコポイント

  十年以上働いてきた冷蔵庫がついに往かれました。ということでTOSHIBAに代わりパナソニックにきていただきました。ワーキングプアから脱出したおかげで現金払い。一万円ほど安く買えてあちらもこちらもニコニコニコでございます。さらに電気屋さんはキャッシュバックでお金が戻ってくると言われます。冷蔵庫とクーラーとテレビについてくるので、リサイクル代と合わせて更に約一万円ほどお得なのだそうです。低額給付金につぐ麻生内閣の経済政策なのでしょうけど、国会を通過しないことには話になりません。ねじれ国会になれば民主党を攻撃する材料にもなる、そんな思惑が透けて見えるように感じてしまうのは、考えすぎでしょうか？

  2009.06.10

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• お風呂の点火装置が

  壊れてしまいました。知り合いの建設会社の社長さんに相談して、専門家にきていただいたところ、「部品を変えればOK」とのこと。不具は仕事中で、家族の者が応対しました。肝心の部品がくるのは来週になるそうです。かといって、それまでお風呂に入らないわけにも行かないので、応急措置を依頼したとあとで聞きました。だましだまし使って、部品が到着するその日まで点火装置が保てばいいのですが、はて。

  2009.05.28

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• 車の維持費

  自動車保険はアクサが安い。運転に自信があるなら、おすすめである。よその業者はレッカー車がこないとか、事故のとき迅速に処理してくれないとか言うが、少なくともレッカー車は迅速に来てくれた。事故には遭ったことがないからわからないが、それもよその業者の「嘘」かもしれないではないか？ だが不具は教職員組合の組合員になってアクサをやめてしまったので、保険料が1万円高くなってしまった。その代わり車検代が2万円安くなるが、車検は2年に一回だからトントンだ。それに、毎月給料から天引きされる組合員費も馬鹿にならないから、車検のために保険を変えるというのは得策とはいえない。自動車税。不具の車は中古車で、型式が結構古い。環境にやさしくないという理由で、税金が一割増。まあ環境にやさしい車に乗っている人の税金を負担していると思えば腹も立たないが、税金、車検、保険料で月給の半分以上（派遣時代の月給以上の金額）がもっていかれるのは少々痛かった。けれど。昔だったらペーパードライバーで、税金も車検も保険料も払えなかったからもっていなかったことを考えれば、当然の痛みなのだろう。所得税も払えるようになったことだし。

  2009.05.20

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• OB親和会が中止

  になりました。新型インフルエンザの影響です。まだ期日までに「こちらに来る」と決まったわけではないのですが、大事をとって。致死率は高くないといっても、身障者はほかにも病気を抱えていたりしますので、そうなると万一感染した場合、重症化するおそれがあります、と立場上、会長さんに進言いたしました。その結果でしょうか、秋口に延期という選択肢も考えられましたが、会場の予約がとれるかどうかわからない、インフルエンザがその頃までに沈静化しているかどうかわからないなどの理由で、中止という判断を会長さんがなされました。残念ですが、仕方がないでしょう。独り言…ＯＢ親和会自体も、「動ける」肢体不自由養護学校卒業生が年々高齢化・減少化の傾向にあるから、保護者会が中心にならざるを得なくなるだろうと踏んでいるけれど、それはまだ先のことか。

  2009.05.12

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• 李下に冠を正さず

  相性というものはあるものです。こちらはそういう意味で言っているんじゃないのに、どうしてそうとるんだ、と言いたくなる相手がいます。こちらの言い方が悪かったのかもしれないけれども、べつにそちらのいってることを誤解したわけじゃないのに、まるでこちらがわかっていないように受け止めて、それを訂正しようとすると、べらべらべらとまくしたてる。ストレスがたまります。まあ、大人の付き合いだから、仕方ない面もあるのですが。こちらとしては、・相手を変えようなどと思わないこと。・相手に合わせて、相手の言動を予測して、慎重に口を開くこと。・自分の固有の言語コードを相手に理解してもらおうなどと期待しないこと。・できるだけ社会的コードとしての日本語をつかうようにすること。 （すももの木の下で帽子をかぶりなおして、すもも泥棒と間違えられないようにすること）・沈黙と無表情とを有効につかうこと。くらいの対策で、何とかしたいとは思っているのですが。人間関係も仕事の一環と思えばねえ…。

  2009.05.01

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• 見積もり

  汲み取り式便所から下水道に強制的に換えなければならないということで、今日建設会社さんに見積もりに来ていただきました。なにぶん年代ものの家なので来た人もびっくりしたようですが、工事自体は短期間で終わりそうでひと安心。社長さんは昔不具が公用車にぶつけられて以来の「知り合い」です。ということで頼みやすさもあって見積もりをお願いしました。ただ派遣会社社員を辞めて学校の先生になったことは言っていません。今後のこともありますので…(^^ゞ

  2009.04.29

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• 平成二十年度県文学賞作品集

  買いました。川柳部門で佳作ながら自分の作品が掲載されたからです。今年はどうだかわかりませんし、まあ記念にはなるでしょう。

  2009.04.24

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• 銀行ルール

  昼休み。残高照会をしようとして、ATMにキャッシュカードを入れました。暗証番号を入力しました。カードがのみ込まれたまま出てこなくなりました。九州のS地銀のルールで、暗証番号をのべ五回間違えると、そのカードは機械が回収してしまうのだそうです。それはいいのですが。入口に立っていた受付の女性の対応に嫌気がさしました。「カードの再発行になりますので」「はあ」「通帳はお持ちですか」「ありません」「印鑑はありますか」「あります」「身分証明書はお持ちですか」「ありません」「恐れ入りますが、住民票か運転免許証を…」「今、持ってません」あいにく車検が終ったばかりで、免許証は家に置いてきたんですよ、とは言いませんでした。「それでは…（以下省略）」あのね、それは銀行ルールでしょう、とは言いませんでした。「五回間違えたらカードを回収されるなんて知りませんでした」「はい」「知ってたら、窓口に来てますよ」「はい」まるでこちらが他人のカードを不正に使ったみたいじゃないですか、とは言いませんでした。「こちらも貴重な昼休みに来ているんです」「はい」「困ります」「はい」マニュアルがあるんでしょうね。「困った客は、お客様相談室に通せ」と。銀行のイメージの問題がありますから。案の上でした。ところが、その相談室の人も、何が何だかよく判っていないのです。こちらはつとめてその方に対しては冷静に話しました。結果。「申し訳ありませんが、当行の規定で、五回間違えると機械がカードを回収して自動的にカードの再発行となります」「再発行のためには写真つきの身分証明書が必要になります」はじめからそういえばいいんですよ。それを何ですか、あの女の人は。通帳？印鑑？住民票？そんなこといわずに、はじめから「申し訳ありませんが、当行の規定で、五回間違えると機械がカードを回収して自動的にカードの再発行となります」「再発行のためには写真つきの身分証明書が必要になります」それだけで納得するんですよ。第一、写真つきの身分証明書が必要なら、いくら通帳や印鑑をもっててもおんなじじゃないですか。おまけに、言うにことかいて住民票？運転免許証を持っていないように見えましたか。ホームレスに見えましたか。あんまり腹が立ったので、家から運転免許証を持ってきて、カードを廃棄処分にしました。「いいんですか？」「いいんです。お宅のカードは別に持っていますから。カードを複数持っていてまた五回以上間違えて、カードを再発行させられてはたまりませんから」「いいんですか？」「（くどいなあ）県庁支店の口座は、自分の意志でつくったものではありません。普段利用することはありません。だからいいんです」何でも説明してしまうのはアスペルガーの癖のようなもの。一言こちらも「いいんです」でいいのですが、「この人本当に分かってるのかなあ」と心配になるのです。と言っても、非アスペルガーの一般人にはこの感覚、分からないかもしれませんが。

  2009.03.30

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• 医療費控除

  今週、税務署に確定申告に行ってきました。医療費控除のためです。不具もワーキング・プアから脱却して人並みに所得税を払える身分になれました。が、税金はできるだけ払いたくないものです。何しろ、いままで所得税は無税でしたから。扶養控除など控除に控除を重ねて、それでも何万か所得税を払わなければならないとなったとき、サラリーマンに残された数少ない控除が、医療費控除。１０万円を超えた分が所得税額より多ければ、所得税は全額戻ってくるものとばかり思っていました。しかし、事実はそうではなかったのでした。医療費控除の意味は、年間で１０万円を超えた医療費は、所得金額から必要経費として差し引く事ができる、という意味だったのです。したがって、所得金額＜医療費控除を含めた控除額の合計であれば、もちろん所得税はもどってきますが、そういうことはそうそうありません。逆に、所得金額＞医療費控除を含めた控除額の合計であれば、控除してもなお残った金額を課税対象の所得として計算し、それに対して所得税を支払うということになります。日本は累進課税制ですので、所得によって違いますが、ごく普通のサラリーマンなら所得金額－控除額＝課税対象額に対して、５％の所得税が課税されます。その課税額と、医療費控除申請前に源泉徴収票に記載された所得税額との差額が、還付される所得税額になります。大体、源泉徴収票の記載額の５％くらいと見当をつけておけば間違いないでしょう。不具はこのたび税務署に行って理解できました。問題は、これを同居している親に理解してもらうことです。なにしろあの人たちは、１０万円を超えた金額は、所得税の範囲内で戻ってくると信じているのですから。そして確かに理論上は、そういうケースも存在するのですから。

  2009.03.14

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• 清め塩

  学校関係で通夜に行きました。喪主の男の方に見覚えがあると思ったら、前の職場の関係の人で、世間は狭いなと思いました。感心したのは、香典返しに清め塩がなく、代わりにお断りが添えてあったことでした。もともとこれは神道の「穢れ」の思想に基づくもので、死を忌み嫌わない仏教のおしえとは関係のないものなのです。ところが、慣習の力というのは恐ろしいもので、我が家に帰ると親がきちんと用意してくれてました。人権・同和教育担当者としては一言いいたいところでしたが、黙って塩をかけました。いらぬ喧嘩をしても理解は望めず、お互いに不愉快になるばかり、さわらぬ神に祟りなし、と申します。そういう意味では、親に期待しなくなってしまった不具でした。

  2009.02.21

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• バレンタインデー

  今日は生徒からチョコをもらいました。といっても色恋沙汰とは関係ありません。第一バレンタインデーはまだ先の話。念のため生徒が誰もいないところで担当の先生に確認したら別に構わないということでしたのでひと安心。本当にもらいたい人からもらえればもっと嬉しいのですが…f^_^;

  2009.02.12

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• 一炊の夢

  かぶせていた歯がとれてしまったので、最近毎週土曜日に歯医者さんに行っている。歯の治療というのは正直言ってあまり気持ちのよいものではない。椅子に寝かせられて、体の一部を削られるというのは考えようによっては一種の拷問である。唯一の楽しみは、間近で歯科衛生士さんの顔を拝めることぐらいか。以前のように巨乳の衛生士さんがいれば頬への感触がなんともいえない事態にもなるのだけれど、あいにくいつもいつもそうだとは限らない。その代わり今日の衛生士さんは鼻の穴が丸見えであった。学校では常々マスクをするときは鼻までおおうように指導しているので、若い衛生士さんの鼻の穴を椅子に身を横たえて覗くというのは、見方によってはこの上なく隠微である。そう思って治療の合間にちらちら目を開けると、付けまつげをした両の瞳や、耳の穴もなまめかしく見えてくるから不思議である。もっとも、幻想が続くのは患者さんに話し掛ける仕事用の言葉を耳にするときまで。職場の同僚同士の会話に変わるときは方言丸出しでお里が知れる。もちろん、それはそれでいいのだ。夢はいつか覚めてしまうものだから。

  2009.01.31

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• 「すみませんが･･･」

  何日か前の話である。夜中に一人で道を歩いていると、突然、中年の男性に声をかけられた。硬貨でいいからお金を恵んでくれという。恵んでもよかったが、そうしなかった。ひょっとして、刃物を隠しているかもしれないからだ。不具の判断が正しかったのかどうかは、わからない。いずれにせよ、世相を反映しているな、と思ったものである。

  2009.01.12

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• 贋金づくり

  ジイドの小説――ではなくて、数学の授業の教材つくりの話である。作業所でもらった工賃を区分けし、両替し、銀行に預け、引き下ろし、買い物をするという一連のプロセスを擬似体験する授業のための贋金つくりである。本物をコピーすると犯罪になるので、教材用の見本をネットからダウンロードしてつかうことにした。伝票と小銭は本物にする予定。さてどのように授業を盛り上げていこうか。

  2009.01.05

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• 法事

  正月早々法事である。今まで音沙汰なかったのが、「出世」したからお呼びがかかったのだろう、とゲスのかんぐり。御仏前は用意したものの、従兄弟たちの子のお年玉までは思いつかなかった、抜け作の不具であった。

  2009.01.04

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• 謹賀新年

  生徒との約束なので、夕べは紅白を見て年を越しました。といっても我が家にはないので独り暮しの友人宅で。正直言って聞くにたえないのもありましたが、歌はもっとも手軽な慰安だなぁと感じました。木山裕策の「home」、アンジェラ・アキの「手紙」、秋川雅史の「千の風になって」などはとくに心に残りました。年明けて本日はゆっくりと新聞や年賀状を読んだりしています。何故こちらの住所を知っているんだろうと思うような方からも来ていて、慌ててコンビニまで年賀ハガキを買いに行ったことでした。

  2009.01.01

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• 本難の相 未然

  携帯に電話が入って、不具が予約していた相互貸借の本が届いたから来てくれという。それが昨日のことだ。で、今日仕事が終わって行ってみると、予約なんかないという。「昨日確かに携帯に電話が入りましたよ。履歴にも入っています」と、こちらが懐から取り出そうとすると、慌てて「お調べいたします」。ところが本の名前がわからない。さいわい不具が書名を覚えていたので借りることができたが、つくづく図書館というのは楽な商売だなとここ数日で思ってしまった。教訓：図書館からの連絡は固定電話ではなく、携帯電話に入るようにしよう。

  2008.12.11

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• 続 本難の相

  珍しく定時に退勤し車で帰宅していたら､突然携帯が鳴りだした｡もう家は目の前なのに｡折あしく車庫に停めたところで電話が切れた｡履歴をみると図書館からである｡こちらからかけ直してみると相互貸借の本が届いた由｡それ以上ろくに話も聞かず｢今から行きます｣と答えて車庫を出た｡渋滞をかきわけるようにして窓口にたどりつく｡そこで二言三言述べると､やはりそうだった｡ところがいざ実物を借りる段になってケチがついた｡一般貸し出しで返却期限が過ぎて延滞になっている本があるため､相互貸借の本は貸せないというのだ｡｢電話で言おうとしたんですが…｣確かにすぐに電話を切った不具が不注意だったかもしれない｡でも｢今から行きます｣と言ってるんだから､｢申し訳ありませんが…｣の電話くらいもう一度していただければ､わざわざ来なくてもすんだのに｡しかもそれを図書館をでて帰る途中で思いついた自分が情けない｡こういう時､説教部屋ならぬ絶叫部屋があればいいのに｡

  2008.12.09

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• 「日はまた昇る」

  耳で聞いてヘミングウェイかと思っていたら､アラジンの歌謡曲だった｡生徒達の間で大人気なので面と向かって悪く言うのは躊躇われるのだが､正直な話､不具はこの歌があまり好きではない｡バブルの頃に流行った｢24時間戦えますか､ビジネスマン～ビジネスマン～ジャパニーズビジネスマン♪｣という調べを思いださせるからだ｡技術者や開発に携わるサラリーマンはいざしらず､この歌詞をまともに聞いたときまず不具は｢やってらんねえよ｣と感じた｡今の身分は公務員だからいい｡けれどもほんのちょっと前までは派遣社員､もっと正確にいうと請負会社社員という身の上だったのだ｡｢美しく高く飛べ誇り取り戻すために｣ふざけるな！ 3年働けば正社員になれる派遣社員と違って､人間ではなく労務内容に対してお金が支払われる請負会社の社員は､何年働いても給料が上がらず､ウダツのあがらぬワーキングプア生活｡それなのに｢がんばれ日本､日本のサラリーマン｣だと！これ以上どうがんばれというんだ！それとも俺達はサラリーマンですらないというのか？いやもうこれくらいにしておこう｡とにかく不具はこの歌詞が大嫌いである｡そのくせ響きは生徒の影響か､悪くないなと思ってしまうのだけれど｡

  2008.12.08

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• 本難の相

  翌日、つまり今日のことだ。不具は図書館から本を借りていた。それも他県からだ。居住区の図書館にお目当ての本がない場合、図書館が利用者のためによその図書館から本を借りてくれる制度がある。これを相互貸借という。ここで紹介したターザン・ブックスやジュール・ヴェルヌの著作も、そうやって借りたものだ。返却期限は、今日。延長は、きかない。図書館にきて、バックの中を開ける。一冊、二冊…ない。『征服者ロビュール』がどうしても見当たらない。洗いざらい出してみた。ひっくりだして、裏返して、はたいてみた。が、出すものを出した後でてくるのは、ただ埃ばかり。胃が痛くなった。まずい。弁償どころの騒ぎではない。絶版なのだ。どこにも売ってないのだ。40年前の本である。今同じものを買って返してくださいといわれても、どうすればいいのだ。すみません、と思わずカウンターに駆けつけようになる心を抑えて、考え直した。まあ、待て。本は出てくるか出てこないか、ふたつにひとつだ。まず、腹ごしらえをしよう。その日、不具の手はひどくかじかんでいた。駐車場がなく、電話予約もきかない1000円カットショップに並ぶために、朝の8時半から自転車で家を出たからだ。体を温めようと行きつけのカリー屋さんに入る。インド人が経営している、本格的な店である。辛口の野菜カリーとナンを注文して、やっと人心地ついた。とりあえず家に帰ろう。ひょっとしたら持って行き忘れたのかもしれない。今までにもそういうことがあったではないか。きっとそうだ、いやそうに違いないと頭から決め込んで、寒空の中を自転車で風を切って、走る、走る。なかった。いくら探しても、なかった。部屋にも、車の中にも、どこにも。直感があった。ここには、ない、と。それでも確かめなければならなかった。可能性をひとつ、つぶすために。カットショップにも電話してみた。予想したとおりの返事がかえってきた。どうしよう。あと、どこを探せばいいだろう。ふと、ひらめいた。かじかみの感触の残る右手の親指の先に、霊感を感じたのだ。確か、カットショップへ行く前に、コンビニに寄ったな。師走の風がむきだしの両の手に突き刺さり、痛くて悲鳴をあげそうだった。たまらず、オアシスを求めてセブンイレブンに立ち寄ったんだった。凍える手で雑誌の頁を繰りながら、下腹部にもよおすものを感じた不具は、お手洗いに駆け込んだ。そこで肩にかけた荷物を下ろし、ズボンを下ろして、様式便器にすわり…かばんの中を開けたんだったっけ。そこでゆっくりと、事が終わるまで広げて本を読んでいたんだ。図書館から借りた本を。他県の図書館から借りた貴重な絶版本を。そうしてそれから？出すものを出して、すっきりして外に出たんだっけ。そのとき本は？ 本はどうした？思い出した。水槽の上に、置きっぱなしにしていたんだ。時間を節約するために、今度は自動車に乗りこんだ。神様、どうか不具の記憶が偽りではありませんように、と祈りながら。コンビニにはすぐついた。まずは自分で確かめようと店員さんに声をかけてお手洗いに行く。利用中。しかたなく、外に出て、待つ。出てきた。すかさず中に入って確かめる。ない。不具が間違ったんだろうか。記憶が不具を裏切ったんだろうか。店員さんにわけを話して尋ねてみる。「本ですか？ さあ…」知りませんが、という返事。頭を抱えかけているところへ、店長さんが顔を出した。「ああ、あれでしょう。ちょっと待っててください」控室から、店長さんが持ってきたのは…まさしく、不具の『征服者ロビュール』！いや、不具の本ではなく他県の図書館の蔵書なのだが、少なくともあと何時間かは一時的に、不具の本だ。よかった。本当によかった。もう二度と、借りた本を返す途中で読み直したりすることはやめよう、と誓った日曜日。頃は、羊の刻であっただろうか。

  2008.12.07

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• 本難の相 序章

  一月に一回は必ず行く本屋さんがある。大型店も悪くないが、昔ながらのこじんまりした、店の中が好きなのだ。宮崎駿のアニメに出てもおかしくないような魔女のばあさんがまたよかった。久しぶりに顔を出すと、なにやら張り紙がしてある。「一身上の都合により…」ああ、まただ。こうしてどんどん顔なじみの本屋が消えていく。だが、この日の災難は、まだこれだけですんだからよかった。

  2008.12.06

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• クーポン券

  東京ヴァンテアンクルーズ（ランチ）のクーポン券が届いた。有効期限は無期限なのでしばらく大事にとっておこうと思う。

  2008.11.02

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• 役員会

  生まれて初めて役員会なるものに参加しました。卒業した某養護学校のOB会なのですが、役員会といっても半分以上は保護者か教職員。まあどうしてもそうなりますよね。今年から教師になって早速の役員就任。世間というのは現金？なものでございます（笑）

  2008.10.11

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• 県の文学賞

  川柳部門で佳作にかすったという通知が来ました。本命の詩はかすりもせず。ということでそのうち詩の方を公開しましょうか。

  2008.10.10

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• とうとう近所にばれた

  らしい｡井戸端会議がぴたりと止んだ｡せっかく内緒にしてたのに…。思えば昔井戸端会議の中心は養護学校に通っている近所の息子さん､つまり不具のことだった｡不具が普通高校･大学に進学するとその会議も止んだが､就職浪人すると復活した｡何度も職場を変わったので､その都度噂になったらしいが馬耳東風｡そうして今度は地元の民生委員さんから不具が教師になったことが伝わったらしく､またもや会議は中止になった｡…うちの生徒達はもっと冷たい視線に日々さらされているんだろうなあ｡だから不具は「うちの近所」というものが大嫌いなのである｡

  2008.09.23

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• ハンドルロック

  残業で遅くなり、帰ろうと車のキーをいれたらロックがかかって鍵が回りません。自動車保険のロードサービスを頼もうかと思っていたところへ、別の先生が通り掛かられたので助かりました。ハンドルロック。新しい言葉を覚えました。人間、いくつになっても勉強ですね。ちなみに教育公務員に残業手当はありません。

  2008.09.05

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