『ターザン:REBORN』
原題は『ターザンの伝説』。今までのターザン映画と違って、グレイストーク卿が英国にいる紳士服姿から登場するので、知らない人は違和感を覚えるかもしれない。が、バロウズファンにとっては何のことはない、第二作のコンセプトを映像化しただけの物語だ。ケチをつけるのではない。映像は素晴らしいし、原作に対する敬意も十分に払われている。ただバロウズの原作は、映画だけを観て人が想像するよりももっと奥深い、と言いたいだけだ。勿論、映画ならではの新機軸もある。かつてハヤカワ文庫でターザン・シリーズに親しんだ方はお分かりだと思うが、ターザンの物語も実際の歴史と無関係なわけではない。『野獣王ターザン』は第一次世界大戦下の話だし、『勝利者ターザン』ではヒトラーと共産主義を揶揄している。だが確かに、本作に見られるような史実に基づく緻密な文明批評はなかった――ベルギー施政下のコンゴにおける奴隷売買とは。ジョージ・ワシントン・ウィリアムズという実在した人物を、架空の存在であるターザンやムボンガやマンガニたちと絡めてくるあたり、なかなかのものである。【中古】ターザン:REBORN【訳あり】/1000632771R【中古DVDレンタル専用】【直筆サイン入り写真】 ターザン:REBORN アレクサンダー・スカルスガルド /映画 ブロマイド オートグラフ【直筆サイン入り写真】 ターザン:REBORN アレクサンダー・スカルスガルド /映画 ブロマイド オートグラフ