テーマ:今日のコーヒー(5149)
カテゴリ:スペシャルティコーヒー
プロのつぶやき1040「技術と成熟」 2月に入りました・・・節分恵方巻き・・・春までもうひと息・・・今朝は冷え込んで今寒い本店で書いてます。 そうそう・・・津田沼ブラウンサウンドコーヒーさんが、検見川の初寿司さんとコラボして「節分とコーヒー」イベントします。こーひーは勿論恵方巻きに合わせたお寿司に合う「福は内ブレンド」・・・福は内ブレンド一杯分の豆を福豆袋としてプレゼントするそうです・・・楽しそうです。 今週は・・・さかもとこーひー本店おゆみ野店のウエルカムフラワーを毎週アレンジしてくださっているアトリエベアグラス笹原先生の「フラワーアレンジレッスン&こーひーレッスン」おゆみ野店で・・・バレンタインアレンジした後に・・・「ハートバレンタインカフェ」をペーパードリップの説明しながら淹れて・・・その後はカフェプレスで「陽だまり」と「ピンク・シャドウ」・・・お菓子はメグンさんの「チョコレートプリン」「リンツァークッキー」「パックンクッキー」で・・・女性のみなさんのお花をアレンジしている時の穏やかな笑顔が印象的でした・・・勿論、おしゃべりも弾んでました(笑) そんなこんなで・・・1/27(月)定休日に新しくなった渋谷のPARCO劇場こけら落し「志の輔PARCO」に行ってきました。第一回の「志の輔PARCO」から1回2回用事で行けなかったのですが・・・ずーっと通ってるんです・・・パルコ建て替えあったので20年くらいでしょう。 第一回は1996年に11月に3日間だったと思います・・・志の輔師は40代半ばで・・・僕は41才さかもとこーひー開店して3年くらいですか・・・まだまだ先が見えなかったのを思い出します。 最初の10年は12月だったので・・・毎年パルコ劇場に向かって坂を登っていると・・・1年経ったかぁーとその年を振り返り・・・帰りは坂を下りながら来年へのエネルギーを感じたものでした。スペシャルティコーヒーに出会う直前でしね。 で、まだ落語が古い世界で渋谷パルコで落語なんてびっくりな時代から、今は若手があちこちで落語会するようになりました。20年間の振り返り映像にじーんときましたねー・・・志の輔師も自分も歳重ねました。 いつもアンケート用紙が配られて・・・今晩中に志の輔本人が読みますと書かれていて・・・最初の頃は感想をたくさん書いたものでした・・・懐かしいです。巣鴨のぎゅーギュー詰めにしても50人のスタジオでの落語会も最初はチケット取れてよく通いました。 中堅から駆け上がってた志の輔師はあれから20年大看板から名人の域を走ってます。ここ数年は弟弟子の談春師や談笑師を観に行くことが増えていたんですが・・・久々の志の輔師は10年前20年前と技術的にはそれほど変わらないのに・・・以前から達者でしたから・・・引き込まれる芸で圧倒されました。 志の輔師が消える感じなんですよね・・・談志師の晩年勢いもパワーも衰えているのに、ふとした目線に圧倒されたのを思い出します。技術とかスピードとかパワーとかとは別に・・・芸が身体に入っているというか・・・これを成熟と言うのでしょうか。 志の輔PARCOは通常の落語と違って舞台美術や照明が演劇的でそれも楽しみで・・・長唄三味線笛等も一流どころで・・・そして、お正月お決まりの三本締めで・・・客出しの曲までご機嫌でした。 休憩後の古典がもともとオハコでよく知ってるネタなのに引き込まれ、技術というより名人芸の領域を感じた一日でしたね。名人をオンタイムで観るのはなんとも言えない喜びですが・・・同世代の芸人が勢いに溢れる中堅から名人芸に駆け上がっていくのを並走できるのはこれ以上ない快楽愉悦だと思いました。 さかもとこーひーは「部屋中にひろがる香りと後味の美味しさ」を大切にしています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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