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カテゴリ:本・書籍
50代からでも間に合う新NISAとiDeCoのご紹介です。
NISAが制度改正され、資産形成に興味を持つ方が増えたと思います。 とはいえどうしたら良いかわからないし、投資というと怖いイメージがあるかもしれません。 本書は人生を重ねた50代から始める資産形成や新NISA、iDeCoを解説した本です。 50代からでも間に合う新NISAとiDeco[本/雑誌] (ONE PUBLISHING MOOK) / 横山光昭/監修 【資産形成の基本】 昔は銀行の金利が8%あった時代もあり、その時は銀行に預けているだけで資産が増えていきました。 一方今の金利は0.01%程。預金だけでお金を増やすのは困難です。 そして現代は寿命が延び、年金だけで生活費を賄うのも難しいでしょう。 資産形成の基本は「長期」「積立」「分散」です。 短期間で大金を得ようと思ったら、やはりリスクがあります。 時間をかけることでリスクを抑えることができます。 決まったタイミングで一定額ずつ積み立てることで、相場を気にせず投資ができます。 そして投資先を分散させることで、値下がりのリスクを抑えられます。 この長期、積立、分散の要素がすべて入っているのが投資信託です。 そのため投資初心者はとりあえず投資信託1本でも安定した資産形成が可能です。 50代から積み立てを始めるのは遅いのではと思うかもしれません。 ですが現在は定年が65歳になりました。 50歳から始めても15~20年は投資ができます。 どうせ始めるなら節税効果のあるNISAとiDeCoを利用するのも有効であると言えるでしょう。 【新NISA】 NISAは投資による利益が非課税になる制度です。 旧NISAにあった投資可能期間の制限が撤廃され、より使いやすい制度になりました。 本書ではネット証券での口座開設の仕方や、旧NISAからの変更手続きについても解説されています。 【iDeCo】 iDeCoは自分で掛け金を拠出して運用して老後に受け取る制度で、年金に上乗せするようなイメージです。 原則途中解約ができず、60歳になるまで受け取ることができません。 ですがNISA同様運用益は非課税で、掛け金は所得控除の対象です。 老後に備えながら節税効果もあるのが魅力です。 【出口戦略】 老後に備えて準備した資産。 ではどういったタイミングで取り崩せば良いのでしょうか? 年金の繰り下げ受給はするべきかとか、取り崩す時に相場が暴落した場合はどうするかなど、取り崩す時のポイントが解説されています。 タイトルにもあるとおり、本書はやや年上の人向けに書かれています。 100ページ未満なうえに図も多く使われていて読みやすいです。 また、ネットでの口座開設のやり方や老後の資産の受け取り方についても説明されています。 各制度を解説した本は多くありますが、こうした部分について書かれたものは少ないように思います。 老後が不安、資産形成に興味があるけど何をしたらいいか分からないといった方にぜひお勧めの一冊です。 よかったらクリックお願いします。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.03.03 20:00:09
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