|
カテゴリ:ドラマ・映画でお楽しみ
昨夜は、「剣岳点の記」を見に行ってきました。レイトショーでしたが、結構たくさんの人が見に来ていました。中高年に人気があるというとおり、年配の方が多かったですね。(私たちもそうだもん) 富山県人には誇りの剣岳。映画作成中から、ロケの様子など新聞で紹介され、公開間際には、特集が組まれて映画の素晴らしさや見どころが宣伝されていました。 剣岳、そして立山連峰の山々の自然は素晴らしかったです。そして、新田次郎原作のこの物語の登場人物の人間像も、明治の人の気骨や誠実さが伝わり、気品さえ感じられました。でも、映画としては、ハリウッド系の派手な展開に慣れている身としては、地味に感じたかも。(突っ込みたくなるところもいくつか・・・富士山はあんなに大きくは見えませんよ。遠~くに小さく目に映るだけです) 山の大自然を目の前にして、大学生のころ、ワンゲルに入って山ばかり行っていた時のことを懐かしく思い出しました。剣岳も、2度登ったことがあるんです。1度目は一般的な前剣のルートから。 ↓ 映画の測量隊はとても危険で登れなかったようですが、今は危険なところには鎖がついて、一般の人でも目指せるようになりました。 この光景はとても懐かしい・・・ 室堂から右手に、一の越をはさんで雄山(立山山頂)と向かい合うように浄土山がありますが、その山頂に大学が管理する立山研究所があり、そこをひと夏ワンゲルの部員が交替で管理していたのです。 山頂にありますから、目の前に広がる光景は、上の写真のようなものです。雲海に沈む夕陽、沈んだ後の空の色の移り変わりは、本当に美しいものでした・・・夏とはいえ夕刻は冷え込みますから、シュラフ(寝袋)の中に入って眺めていました。こんな幸運はひと夏何回かでしたが・・・
映画の主人公の柴崎芳太郎(浅野忠信)や宇治長次郎(香川照之)が、本当によかったです。淡々と自分のすべきことに向かう姿勢。相手を気遣う優しさ、思いやり・・・静かな感動があふれました。 よかったらぜひ、みなさんも見てくださいね。 (写真は、Yahoo映画のフォトギャラリーからお借りしました) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[ドラマ・映画でお楽しみ] カテゴリの最新記事
|