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カテゴリ:英語多読 ティーンズ
The Alkhemist (Paulo Coelho) ペーパーバック 語数41000 パウロ・コエーロのこの作品は56カ国語に訳され世界的ベストセラーになったそうです。英訳された時はクリントン大統領やジュリア・ロバーツも読んでくれてうれしかったと私が読んだ10版の前書きに書いてありました。 スピリチュアル系の話として、ずっと前に邦訳で読んだことがあります。 スペインで羊飼いをしていた少年サンチャンゴが同じ夢を見続けたことから、夢のお告げの宝を求めて旅に出るお話です。 たかが夢のお告げと思ってやり過ごすか、自分に舞い降りた幸運の兆しと見るかで人生は違ってしまいます。 ばかげているかもと思いながらも、彼の夢の後押しをするジプシーや王さまとの出会いから夢のお告げを信じ、宝を求めてピラミッドを目指すことに決めるのです。 遥か彼方のピラミッドに至るまでに紆余曲折。羊を売って十分なお金を持っていたにもかかわらず、海を渡ったところで騙されて無一文になってしまいます。その後も、ここで夢をあきらめれば十分な蓄えで悠々自適な生活が送れるはずというところで、命の代償に巻き上げられることが続き、挫折の繰り返し・・・夢を追うというのはなんと過酷なことかと思います。 でも最後には・・・ Personal Legendという言葉が何度も繰り返されます。人によってPersonal Legendは違うとも。なんとなくこんな感じの意味、というニュアンスはわかる気がしますが、日本語に訳すとしたらどんな言葉なのかな。直観?信念?ひらめき?邦訳の本はどんなだったかしら。意識せず読んでたからか全然覚えていません。 物語の途中で、彼が風になる場面が出てきます。どうやって風と一体になるかわからないのに、風にならなければ殺されてしまうという極限の状況の中で、風と心を通わし、太陽と会話し、風を操るのです。そして砂漠も風も太陽も、自分も皆同じと悟り、神もまた自分の一部であると感じるのです。 哲学的な要素が満載。話自体は少年の冒険物語なのですが、要所で語られる言葉が深遠な内容で難しくも感じます。 Audibleでも聞きましたが、How Starbacks Saved My Lifeの聴きやすい朗読に馴染んだ後だと、聴きにくくて、耳で聴くだけではほとんどわからず、頭の上を素通りしていきました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013.10.13 21:34:13
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