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2009.08.13
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カテゴリ:現代社会
 邪魔な人物を抹殺する「殺し屋」は、世界中の地域に跋扈している。マフィアに雇われて仕事をするもの、反政府組織から暗殺を依頼される者、政府の殺人許可を持つものなど多彩である。殺しを本業とするプロを「殺し屋」と呼ぶ。足がついたり、警察に逮捕されてはプロの仕事に泥を塗ることになる。そこで、殺人を隠蔽するために事故を装う。使われる武器はライフルだけではない。女殺し屋も増えている。これはターゲットをベッドに誘惑しておいて抹殺する。いずれにしても、殺し屋に狙われたら助からない。
 メキシコでは麻薬戦争開始以来、1万人以上が殺されている。その多くは、マフィア同士の単純な抗争による殺人という。メキシコの殺し方は残酷なものになる。リンチや拷問は普通であり、殺す前に情報を得るためにあらゆる残酷な手段を使う。こういう凄惨な場面に殺し屋は必要ない。殺し屋が雇われるのは微妙な判断を要求される場合が多く、裏切り者の疑いをかけられた者の処分などである。仲間同士の内紛や抗争を防ぐには、闇で消したほうが賢い。
 政府側に情報を提供していたマフィア幹部が暗殺された。その言動に疑いを持った仲間が殺人を依頼したという。雇われたのがアメリカ軍の兵士というので話題になっている。「アルバイトの殺し屋」が生まれている。兵士だから腕のほうは一流であり、ターゲットになった男はあっさりと処刑されている。メキシコ政府が事件を調査して、依頼主と殺し屋が判明した。二人は携帯電話で依頼の話をしていたことから、足がついている。プロとしてはお粗末な結末だが、アルバイトでは仕方がない。
 メキシコ麻薬戦争を継続させるか、捜査を打ち切るかの瀬戸際に来ている。メキシコ大統領としては、マフィアを追い込んだ麻薬戦争を放棄したくない。といって、1万人以上の犠牲者が出るとメキシコ国民がうんざりする。毎日大量の殺人事件が起きて騒動が続く。政府対マフィアだけでなく、マフィア同士の抗争で殺し合いが続く。メキシコ政府が撤退を決めれば、和平が到来するけれど、麻薬は自由に国境を越える。もともと、アメリカ政府から依頼されて始まった麻薬戦争がメキシコの安定と治安を崩壊させている。麻薬の流通を自由にして儲かる商売に戻すか、それとも国境での麻薬取締りを厳重にして麻薬戦争を続けるかは悩ましい問題になる。コロンビアからアメリカへのコカイン流通ルート上のメキシコ人たちの悩みは続く。





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Last updated  2009.08.14 05:28:58
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