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2009.10.23
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カテゴリ:モータースポーツ
 キミ・ライコネンの来年度の契約先が決まらない。さまざまな噂が流れているが、交渉先は、本命マクラーレンとサブのトヨタだと判明している。フェラーリ時代の契約金は、年間30億円を超えるという。王者になったので、さらなる高値契約を狙っているのかもしれない。しかし、30億円の提示を行うチームは、おそらく存在しないだろう。マクラーレンは大金を持っているけれど、ハミルトンとの調和を図らねばならなくなる。ライコネンが30億円で、ハミルトンが半額では、内輪喧嘩が起きてしまう。二人の王者を満足させることは難しく、扱いに苦しむことになる。すべてに優先権のあるハミルトンが、ライコネンの入団を嫌っていることは間違いない。
 トヨタは、本社の重役会が30億円の契約金を承認しないはずである。ミハエル・シューマッハがそれを越える契約金を獲得していたのは昔話になってしまった。世界不況と乗用車の販売不振に苦しんでいるトヨタが、経費削減にきついことは知られている。F1ドライバーに、法外な金を支払うとも思えない。あらゆる条件を計算すると、トヨタが有利なことを示しているのに、契約金の額だけは一致していない。ワークスは4チームだけになり、フェラーリ以外に高額オファーをするチームがあるとは思えない。プライベートチームの予算は60億円程度になるとすれば、30億円をねだるのはやりすぎだろう。 
 ライコネンがF1から排除される危険も残っている。人間関係にトラブルを起こしやすい性格が災いしているのだろう。ドライバーとしての能力は、同じマシンを使うフィジケラとのタイム差を見れば歴然としている。卓越した能力を持っていることは間違いないけれど、それを生かすセンスに欠けている。それでも、ハミルトンやアロンソ並みのタイムが出せる人間を放置するのはもったいない。マネージャーが契約金を減額してくれることを期待するしかないだろぷ。 
 トヨタにしてみると、小林カムイをどうするかという悩みもある。他の新人ドライバーが予選とレース本番で痛い目にあっているのに、小林は才能の一端を見せることができた。中島をどうするかという難問もあるから、無理をしてライコネンを獲得することはない。素質だけでは身動きできない。世界であり、経験と腕を熟達させる修練の場が必要になる。そのチャンスが減っているF1世界の中で、小林と中島はどうやって生き残るかを模索する必要が出ている。トヨタがライコネンと契約できない時には、日本人二人をレギュラーとして登用するという選択肢も出てくるはずである。





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Last updated  2009.10.23 09:48:50
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