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カテゴリ:英文法、ルターの提案
今日は年休を取って、8/6の発表に向けてhandoutをまとめている。
ゆったりした気持ちで作業しないとhandoutが伝えたいことで埋め尽くされて紙面が「過呼吸状態」になってしまうのですよ。読む人に伝わらない紙面になってしまう。「長文の重いラブレター」みたいなかんじですね。もらった人も「いったい何が言いたいんじゃ」というかんじでしょう。 今回はそういうことがないようにスッキリさせます! 以下のことを書き留めておきたい。 2005年ぐらいから提案したいことはあまり変わっていない。ということは12年ぐらい変わっていないということで、「壊れたレコードプレーヤー」のようになっている!? 「時制は2つ」「現在進行形の予定の用法『これから~するんだ』」「無冠詞は種類の違い」など、もうこの辺で「全員で共通理解できています」という状況にしたいなぁ。 ●2005. 7.9 新英研神奈川支部例会 レポート 「文法項目の解説・例文提示・テスト問題に関する提案」 ●2005. 7.30新英研全国大会第3分科会(文法)レポート 「文法項目の解説・例文提示・テスト問題に関する提案」 ●2006. 12.23英語授業研究学会・関東支部第131回例会 研究実践報告「話すための英文法の提案 ― 冠詞と時制」 ●2009.7.16 第4回Fresh/Refresh Teachers 倶楽部「英文法ルターの提案~私の考えるこれからの中学教科書、英文法解説」 以下略。 2009年のFTCの発表に書いた、以下の問題意識は変わらない。8月の発表でも同じ事を言うと思います。 1. 日本の英語教育の問題点は「教材や付録の不備」にあるとルターは考えています。 例1) 規則動詞の発音(watchedウォッチトゥ)や不規則動詞の発音(wonワン, drewドゥルー)が出来ない生徒がいるのは発音記号がついていないせいですし、studyingのyを取ってしまう生徒がいるのはstudiesやstudiedの「-es,-ed」と混同しているからです。 例2)Do they ~?やHave they ~?など組み合わせが分かっていない生徒が多いのは表が。 2. また、英文法の「誤解を解き、体系を提示する」必要があるとルターは考えています。 例1) 時制は2つです! =現在時制(説明文向き)と過去時制(物語文向き) 「時制はいくつある?」と問うと… 「2」=現在時制と過去時制 「3」=現在時制と過去時制と未来時制 「12」=単純形、進行形、完了形、完了進行形の4つ×3[現在・過去・未来] …などの答えが出ます。willを含む助動詞の体系が理解できれば「未来時制」はないと分かります(文科省もwillは「未来表現」のひとつだと見なしている)。「12」だと思う方は、現在形や過去形などの「述語動詞の形」(vetb foems)と文全体の調子が「説明文や対話文」調なのか「物語文や報告文」調なのかを示す「時制」(tense)を混同していると思います。仮定法は、現在形・現在進行形・現在完了形を3本柱として現在時を基調として「今、こうなっています」と話し手が聞き手に説明する調子(=現在時制)のなかで過去形を用いてIf I were you,…「(もし)私(が君)だったら」と聞いたときに発生する違和感が成立させていると思います。 例2)「週末は何するの?」What are you doing this weekend?、「来週引っ越すんだ」I'm moving next week.のような「現在進行形」が日本の学習者が思いつかないのは、「時制の体系」が分かっていないからです。現在進行形は未来が担当領域です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2018.12.23 11:43:06
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