言葉
過去ログで何回か糸山先生がおっしゃっている言葉。禅宗の言葉。読んでいて、先生にこの言葉を頂いたかたはラッキ~って思ったものだ。そして、先生は読んでいる皆さん一人一人にももちろん、投げかけている。しょほっしんしんじ べんじょう しょうがく初発心時 便成 正覚仏教の悟りの世界で「悟りを求める心を初めて生ずるときそれがそのまま最高の仏の悟りに結びつく」という意味。「発心」とは「あることをしようと思い立つ」の意味。「正覚」とは「真理を体得した仏の悟り」の意味。実社会に当てはめると、「さあ、やるぞと本気でやる気を起こした時に初めて、 何事もいずれ必ず上手くいくものだ」あるいは「さあやるぞと発起した時、何事も既に成った様なものである」逆にいえば、「本気で本人が自覚しなければ、成る物も成らない。」ということ。「人を動かし、事を成し遂げる」極意である。人に自覚を促し発起させるのは極めて難しい。「人が自覚し発起するために何をなさなければならないか」よく考えなければならない。今風の言葉でいえば、「啓蒙と共感」と言うことになる。そして、焦らず、人が自覚し発起するまで、じっと我慢して待たなければ成らない。そうすれば「有限である人間」が修行あるいは稽古という「無限の世界」に居ることになり、「無限の力を発揮する」ことになる。「無限の力」というのは「横に」「縦に」 「360度に」そして、「無限の宇宙に」。今のどんぐりの和、輪、倭どんぐり万歳!