青空と木洩れ日

母が亡くなり4年が経ちました。
年忌は1年足して数えるので五回忌です。

遠いと思っていた七回忌も２年後なんですね。
まだそんなに経つ心の準備ができていません。
どこをむいても悲しいまま。
だけど、母が悲しがるだろうから
前をむいていこうと、どうにかやっています。

少しでも母の為に出来ることを、と
本来なら菩提寺で読経してもらい
親しい親戚に食事を振る舞うのですが、
コロナ禍で昨年に続き自粛し、
お墓用の造花とお菓子等を
大きめの箱一杯につめて
叔母に送り､お供えしてもらいました。

お墓の造花は色あせてしまうので
年に２回交換するのが丁度いいみたいです。

祖母や母が墓所の管理をしていた頃は
こまめに墓参していたので
お仏壇にもお墓にも
造花なんか供えたことはなかったし、
お仏壇には毎日御膳もお供えしていました。

でも私は実家から離れて住んでいて
生花の管理ができないので、
いない間はせめて日持ちのするお菓子や
色とりどりの造花を沢山お供えし、
実家に戻った際にはできるだけ毎日墓参して
生花をお供えしています。

お供えのお菓子は叔母にさげてもらっています。
叔母はお菓子好きなので
1～２ヶ月ごとにあれこれ送って
こまめにお供えを替えてもらっています。


母の命日が過ぎてから、いつもと違う夢を見ました。

実家かどこかの和室を行き来して
誰かを介助したり、布団を片付けたりしながら
誰かはもう亡くなったんだね、というような話をしていて
最初それは祖母の事だと思ったのですが
母の事だったので、
｢そんな事ない。だってお母さんは若くて元気なんだから。｣と
心の中で強い気持ちで思い直しました。

私が子供の頃の、健康で頼りがいのある母を思い浮かべ
｢お母さんは元気だもの。亡くなってなんかいない。｣と
２～３度考えて安心した気持ちになりましたが、
すぐに、母は亡くなったんだ、と気がついて
目が覚めました。

心の奥はそう信じて母は元気なままなんでしょうか。
そうだったらそれはそれで幸せな事なのでしょうか。

それから数日してうたた寝した時
一瞬母の夢を見ました。

誰か、というか、TVアニメのキャラクターみたいな人が
ファミレスみたいな4人掛けのテーブルに座って
一人でおしゃべりしています。

それを私は傍から他人事として見ています。

そこまでだったらドラマを見てるみたいなんですが、
そのテーブルの奥に、母が静かに座っているんです。
あ、お母さんがこんな所にいる、って見つめました。

母はよく着ていた絵画みたいな色合いのシャツブラウスを着て
寂しそうでも悲しそうでもなく、やや下をむいていて
落ち着いた雰囲気で黙って座っています。

一人でいる時はそんな感じだったなと
思い出しました。

今もそんなふうに静かにどこかで過ごしているのでしょうか。

お母さん、元気でいるの？
もう4年も会ってないんだね。
お母さん、もういなくなちゃったのかな。
私の事忘れちゃったのかな。
そんな事ないよね。だって不思議な事が沢山あるもの。
お母さん、いつも一緒にいてね。

お母さん、がんばったよね。
いつも一生懸命、何でもやってくれたね。
世界一のお母さんだったのに
気が付かなくてごめんね。ありがとう。

今日も夜空を見上げて
母の笑顔を思い出しながら
そんなことを語り掛けつつ
家路につきました。

上の文章を書いた直後、NHKの『みんなの歌』が始まり、
「♪青い青い空の真ん中で～あなたの笑顔が浮かんでいる～♪」
という歌詞で始まる『笑顔』という歌が流れました。

こういう偶然があるって
やっぱり母が「ちゃんといるよ」って
言ってくれているのなのかもしれません。




お届け物に、法事に。
右は親族にお供物として送ったところ
気持ちが伝わったようでした。
果物の状態も良く、見た目も良かったそうです。

下はプラスチックの籠にリボンもついて
画像よりも綺麗な籠盛りで届きます。
リボンの色が選べるので
お祝いにもお見舞いにもお供物にもなります。

手軽な価格で形が綺麗で日持ちがするので
実家に送ってしばらくお供えしてもらい
叔母に下げてもらっていますが
柔らかいので高齢者に喜ばれます。



画像をクリックすると詳細が見られます。