COLONYの裏側

今回見た特撮は「大鉄人17」。
超合金魂版発売記念ということでYou Tubeバンダイスピリッツ公式chで配信。（過去にYou Tube東映特撮Chで配信歴あり）

　災害に対応するため作られた人工頭脳「ブレイン」は自我を持つようになり、「人類こそが地球を滅ぼす。人類は地球に有害」という答えを出し、開発者の一人・ハスラー教授とともに行方をくらます。ブレインは秘密裏にアジトや侵略ロボを作って人類抹殺の機会を窺っていた。
　家族を侵略ロボの攻撃で失った南三郎はひょんなことからワンセブンと出会う。ワンセブンはブレインの作った侵略ロボの1体なのだが、ブレイン同様自我を持つワンセブンは「人類だけが地球を救える。人類は地球に有益」と人類を守るべき存在という結論をはじき出しており、自分を助けてくれた三郎をパートナーに迎え、ブレインと配下のブレイン党に立ち向かう。

　旧超合金版はギミックの精巧さから160万個も売ったほどのヒット商品だった、久しぶりの特撮ロボの超合金魂化（No97のダイレオンはP行き）ということで見たんだけど、​1話での主人公・三郎が家族を侵略ロボに殺される、2話でレッドマフラー隊で通信士をしている千恵と小隊長の中井は婚約していたが、中井はブレインとハスラー教授の関係を調べるためにブレイン党のアジトに潜入したものの、正体がバレて殺されてしまう・・・という展開はシリアス。高年齢層を意識し、15話までシリアス路線だったが視聴率がよくなかったとのこと。
　ワンセブンのデザインは石ノ森氏とバンダイ（当時はポピー）の村上克司氏との合作。戦隊ロボ以前に登場した特撮ロボだけど洗練されたデザイン。ワンセブンが侵略ロボを倒すと何処ともなく去っていくところ、「レッドマフラー隊」が侵略ロボに生身で戦うという展開はウルトラマン状態。
　「ボルテスV」「ダンクーガ」のように傑作選という形で配信されるのか、「ダイラガー」のように全部配信されるのかは不明だが、続きを見たいですね。

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