|
カテゴリ:読書・コミック
今回「デューン/砂の惑星」読み終わりました。
映画化するということで読んだのだが、映画を見ていてもわからない箇所があったものの、下巻を読んだ段階になって映画(特にリンチ版)の流れから小説の中身が理解できるように。 アラキスの原住民・フレメンに助けられたポールはフレメンの生存術を身につけて、サンドワームを従わせる儀式を経てフレメンの一員に認められるようになる。ポールの母・ジェシカもサンドワームから産出される猛毒「命の水」を摂取したことからフレメンの教母に。 原作では上巻ラストでポールは自身が不倶戴天の敵であるハリコネンの血も引いてることを言い当てる描写があったけど映画では採用されていないことに気付いた フレメンの一員になったポールは指導者となり、ハリコネンや皇帝家に戦いを挑んでいくのだが、手段を選ばない性格に。ジェシカはポールが宗教的な指導者となることを恐れ、彼に忠告するのだが聞き入れてもらえない。宗教が戦争と絡むと厄介なものはないってのは古くから語られてきてることがわかる。日本は仏教メインの国で外国と違って宗教が絡む戦争をしていないのでピンとこない箇所もあるが、十字軍、今の中東での戦争という歴史を知ってるから考えさせられるんだけどね。 力をつけたポールはハリコネン、皇帝家と対決。フェイドとタイマン…のシーン、リンチ版では普通にナイフでタイマンやってたが、小説ではフェイドは姑息な手を使ってきた。中巻でもフェイドは姑息な手を使ってたもんなぁ ポールは皇帝に譲位と皇帝の娘・イルーランを后によこせと迫ってきた。自分の帝位の正当性を示すために皇帝の娘と結婚するのは政治的には良い手段なんだろうけど、チェイニーに対する仕打ちがひどい…と思ったがチェイニーを諌めたのはジェシカ。「(イルーランは)正室として迎えられてもポールからは愛されない運命。(自分がそうだったように)チェイニーの方が勝利者(大意)」と諌めるけど、どっかで聞いたなこの件。 巻末には用語集が載ってる。「ベネ・ゲセリット」など特殊な用語が説明されてるが、本文中に特殊な用語の説明されていないので映画を見てても理解しづらい箇所があるので用語集を見たおかげで作品を理解できる様になった デューン 砂の惑星〔新訳版〕 上 (ハヤカワ文庫SF デューン・シリーズ 0) [ フランク・ハーバート ] デューン砂の惑星(中)新訳版 (ハヤカワ文庫SF) [ フランク・ハーバート ] デューン砂の惑星(下)新訳版 (ハヤカワ文庫SF) [ フランク・ハーバート ] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
Jun 27, 2024 12:03:18 AM
コメント(0) | コメントを書く
[読書・コミック] カテゴリの最新記事
|
|