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カテゴリ:日々の暮らし、あれこれ
昨日の午後、訪問先に行くと民間テレビで事実関係が明らかになっていないのに、新幹線の焼身自殺に関する報道を延々と行っていた。
殆どの人が思ったことと推察するが、公共交通機関の新幹線で焼身自殺をしたことに対して怒りを覚えるのは私も同じだが、その理由が「年金額が低く生活できない」だったとは。 71歳と言えば、昭和19年生まれだろうか。戦後に教育を受け、社会人として働き生きてきただろうに、政治のありように意見を述べる機会が全くなかったとは思えず、なぜこのような衝動的な行動に走ってしまったのか、その経緯について是非ジャーナリズムは検証をしてほしい。 単身高齢者のついて社会問題になっており、生活困窮者の住宅問題が全く手づかずでいることは昨今報道が多い。国民年金で月5万円前後の収入しかない場合、生活保護も受けず、病気があっても通院もしない人が多いことも良く知られるようになっている。 なぜ、24万円で生活できないと深刻に思わざるを得なくなったのか。 10リットルのポリタンクを背負う体力があるとしたら、1kのアパートを借りるくらいの収入は十分あり収入に見合った暮らしを続けるのは可能と思えるのに、一体何故なのか。 重い病気があったのか。 ひょっとして負債額が途方もないくらい膨らんでしまったのか。 そうとしたら、無料法律相談とか公的な消費生活相談とか、健康と生活を守る会とか、都内ならいくらでも相談機関があるのに。 そういった公的な相談機関に行かなかったのはなぜか。 なぜ、一人で抱え込んで自分を追い詰めて行ってしまったのだろう。 いずれ、さまざまなことが明るみになるのだろうが、労働する力があっても働く場所がない高齢者は増えるに違いないし、住宅問題や健康問題など停年退職してから寿命が尽きるまでの生活をどう暮らすか、年金が頼りにならない時代を生き抜くために悩んでいる方は多いはず。 政治不信とか思いこまないで、暮らしに困りそうになったら高齢者の生活問題の相談に乗ってくれる機関は多い。とりあえずは区市町村の役所だろうけど、弁護士会の無料法律相談とか、法テラスとか。 情報格差という言葉があるけど、生活に行き詰まりそうになったら、自分をさらけ出すことが必要だが、まず相談して色々な人の考え方に触れたりして、思いこみから自由になるしかないのだと思う。 昨今の高齢者の取り巻く制度変更について、異議を申し立てる報道は少ないが、一番アクセスしやすい地デジ岳の情報で諦めず、図書館に行けば無料でネットも使えるし、新聞も雑誌も置いてあるし、とにかく生き抜くための必要な情報を知ってほしい。 元気に歩ける体力があっても孤独にさいなまれて悩みぬいている方々、おうちの玄関から一歩踏み出して社会の様々な人と会って相談してくださいね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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