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テーマ:植物・キノコについて(675)
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アザミは切り花でも売られているようで、花が大きくてきれいなのですが、その葉に付けられた多数の鋭いトゲは、凶器と呼ぶに相応しいものです。 その証拠に、「花がきれいなので、うっかり触れると欺かれる」という意味から、「あざむく」が「アザミ」の由来になったのではないかという仮説もあります。 上の2枚の写真はノハラアザミのものです。 丈が高くても1m程度で、あまり群生することもないようなので、比較的大人しい感じのアザミです。 林のふちの部分から草地にかけて生えています。 草地に生えているために草刈の被害に遭い、30cm程度で花をつけている個体も見受けられます。 ノハラアザミとは正反対に、大きく、そして花をいっぱいつけるタイアザミも紹介しましょう(アザミは分類が難しく、間違っているかもしれませんが、ここではとりあえず「タイアザミ」ということにしておきます)。 全体写真が上手く撮れていなかったものですから、花のアップの写真になっていますが、このタイアザミの丈は2mにも及ぶことがあり、群生することも多いため、見ごたえは充分です。 先ほどのノハラアザミとは異なり、森の中に生えているものですから、周りの植物と競争しながら自然と丈が高くなるのだと思います。 ノハラアザミとタイアザミの花の違いが、分かりますでしょうか? 花、正確には(小さな花の集合体である)頭花の裏側にある総苞片(トゲトゲした小さな葉)の形状がアザミの分類の鍵になりますので、この場合も、その総苞片を見て同定しました。 皆さんの近くにもアザミの花が咲いていましたら、是非、図鑑とにらめっこしながらアザミの同定作業を行ってみてください。 混乱すること、間違いなしです。 (余談となりますが、このタイアザミを撮影している間、ずっとスズメバチの威嚇を受け続けまして、その都度急いで離れては撮影をする、ということを繰り返していました。スズメバチは、その辺りのタイアザミの花をパトロールをするように巡回し続け、私が近づくとなんとなく威嚇をするような感じでした。本気で攻撃をする様子ではなかったのですが、何が目的だったのでしょうか。あっ、ちなみに何事もなく無事です。) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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