テーマ:パイプたばこを吸おう(1865)
カテゴリ:パイプ煙草インプレ
日本で新たに発売になったマックリントック「イル・カミーノ」を吸ってみます。 私が購入した物のパッケージは上の写真の通りなのですが、これは最近ネットショップ等で新たにラインアップされた物と異なっています。おそらく私が購入した物は、パッケージ変更される前のロットが輸入された物だと思われます。パッケージの切り替え時期では、新旧が混ざるのは良くある事です。 開封時の香りは、非常に濃縮されたチェリー系の匂いで、ちょっと薬品的にツンと鼻にくるものがあります。カットは細かいラフカットで、手巻きでも行けそうなくらいです。湿気はやや少なく、乾燥気味です。 これを火皿内径20mmのパイプに普通に詰めて着火しますと、意外にチェリー系の風味は弱く、どちらかと言うと酸味が弱く甘味の強い柑橘系のような香りと味がします。尚且つ、当たりがソフトでサッパリしており、嫌味がありません。 私は最近、セブンイレブンのオリジナル清涼飲料水「ゆずれもん」500ml・98円を好きで良く飲むのですが、ちょうどそれと良く似た味です。この手の味は、私の好物です。(笑) 火着き・火持ちは良好で、且つ燃え過ぎる雰囲気もありません。喫煙テクニックの面で言えば、簡単な方です。 喫煙中盤を過ぎてくると、着香分の柑橘系の味がやや弱まり、煙草らしいコクが出てきます。少し昆布出汁のような軽めのコクで、これはこれでなかなか美味しいです。お吸い物に刻んだ柚子の皮を少し浮かべたような味です。 喫煙終盤では、コクが更に強まり、やや軽い喫味ながらも煙草らしい重厚感が出てきます。バーレー種が多いのか、割りと切れの良い喫味でなかなか好感が持てます。 という事で喫煙終了。後味はサッパリとしたコクに少し柑橘系が混ざり、残り香はちょっと柑橘系でした。 全体的に見て、ソフトな柑橘系の着香を施しつつ、ベースの煙草らしさも失わない良質の欧州系着香煙草でした。特に前半の着香分は、私の好みの味で、非常に美味しく楽しめたと思います。 輸入元である柘製作所のカタログによると、この煙草の着香はチェリー系なのだそうですが、私には柑橘系に感じられました。ただ、どちらにしても果物系であるのは確かなので、そういう方向で甘味と酸味のバランスが取られた着香であるとは言えると思います。 一般的なチェリー系のようなドギツさもなく、ソフトで爽やかな味と香りなので、気軽に楽しめる良い煙草だと思います。特に、柑橘系の喫味がお好きな方であれば、きっと気に入ると思います。 [好物の煙草ブログは此方 Click!] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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