テーマ:パイプたばこを吸おう(1839)
カテゴリ:パイプ煙草インプレ
今回のパイプ煙草レポートは、ソラーニの「バージニア・フレイク633」です。缶には「WITH PERIQUE」とあるので、所謂「VaPe」=バージニア&ペリクの煙草のようです。この「VaPe」の煙草には、私の好きな銘柄が多いので、今回は期待しています。 開封時の香りは、ほとんどの白菜の漬物、それもかなり発酵の進んだ漬物のような酸っぱい匂いで、それに少しの果物的甘さが混ざっているような感じです。フレイクの大きさは上の写真の通りで、やや幅があります。缶には、このサイズのフレイクが13枚入っていました。フレイクとしてはやや大きい部類です。湿気は普通だと思います。 このフレイク1枚を、火皿内径20mmのパイプに折り畳んで詰めて着火します。そうしますと、やや酸味が強く効いた穀物のような甘味が来ました。白菜の漬物でご飯を食べているような味です。ペリクの熟成された酸味が、かなり明確に表に出ています。酸味の向こうにある甘味は、比較的円やかで角が無く、良く噛んだ時に感じるお米の微かな甘味に近い気がします。 例えば、同じく「VaPe」のカテゴリーにあるオーリック「ゴールデンスライスド」と比べると、味がもっとウェッティで熟々しています。また、果物的な「エリンモア・フレイク」と比べると、もっと野菜の漬物チックで、やや発酵臭が強く出て重みがあるような感じです。 ふむふむ、こういうバランスの味もなかなか良いです。 火付きと火持ちは、フレイクにしてはかなり良く、序盤の再着火は最小限で済みましたし、且つ燃え過ぎになりにくいフレイクらしさもあります。吸いやすいフレイクです。 非着香の煙草なので、喫煙中盤から終盤にかけての味わいも序盤と基本的には同じです。そういう意味ではやや飽きやすい煙草なので、1回の喫煙でパイプに詰める量はフレイク1枚で十分だと思います。今回の喫煙でも、そろそろ飽きたなぁと感じるくらいに喫煙終了しました。ニコチンの効きも、このフレイク1枚でも少し強めだったと思います。 喫煙終了後の後味は漬物的な酸味がメインで、残り香も薄く漬物的でした。 全体的に見て、ペリクの酸味が常に前に出てくる「VaPe」でした。酸味の質は、果物的な角の取れた円やかなものではなく、ちょっとツンツンした漬物系で、常喫にするにはやや強いインパクトがあるように思います。 数ある「VaPe」系のパイプ煙草としては割りと強い主張があるので、「VaPe」の範疇でガツンと行きたい時には丁度良い選択肢になろうかと思います。 [熟々の煙草ブログは此方 Click!] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015.05.25 17:17:12
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