機械式時計と煙草でブログ！

　ファウエンの三つある「アウエンラント」シリーズの中から、今回は「モーニングミクスチャー」をレポートします。他の二つ、「アウエンラント」と「アウエンラント・イブニングミクスチャー」については既にレポート済みで、どちらもやや渋めの味ながら、果物系の香りが十分に楽しめるような傾向の着香煙草でした。今回の「モーニングミクスチャー」はどうでしょうか。早速開けてみましょう。

　開封時の香りは、メロンかパイナップルのような果物系にバニラが混ざったような感じです。果物系の香りという事ではシリーズ共通のようです。カットは、適度な大きさのラフカットをメインに、それに少しリボンカットが混ざります。湿気は普通だと思います。

　これを火皿内径20mmのパイプに詰めて着火しますと、爽やかな刺激のあるメロンっぽい香りと、やはりメロン系で少し薄いような味が来ました。某情報筋によりますと、この煙草では着香にコーヒーとかカプチーノも使われているような話もあるのですが・・・、う～ん、どうなんでしょう、少なくとも序盤の段階ではコーヒー系の姿は見えません。

　火付きと火持ちなんですが、火付きには特段の問題はないものの、火持ちは思った程は良くありません。意識的に火力をコントロールしようとする意識を持っていないと、ちょっと消えやすいような気がします。

　喫煙中盤になり、着香分が薄れてきましたが、あまり渋さは目立っては来ません。同シリーズの他の二銘柄はこの辺から渋味が出て来ていましたが、この「モーニングミクスチャー」では渋さは殆ど感じられません。ただ、渋味もないですが旨味もそれ程ないという、薄れては来たものの、喫味を支えているのはやはり着香分の味と香りです。

　喫煙終盤は中盤から大きく変化する事は無く、結局そのまま喫煙終了。後味は果物系で、残り香もそんな感じでした。
　全体的に見て、果物系着香という意味では同シリーズ共通でしたが、最後まで渋味が殆ど出なかったので、同シリーズ三つの中では一番着香として楽しめる煙草だったと思います。ただ、情報筋が伝えるコーヒー系の味付けは私には全く感じられなかったので、その辺が気になる所ではあります。

　まぁ、着香物として最後まで楽しめる、ちゃんとした煙草だと思います。「アウエンラント」シリーズの中では、一番良い出来なのではないでしょうか。


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