テーマ:パイプたばこを吸おう(1863)
カテゴリ:パイプ煙草インプレ
ロバート・マッコーネルのダンヒル・レプリカのシリーズから、今回は「ロイヤルアイランド」をレポートします。ダンヒル「ロイヤルヨット」のレプリカという事になります。因みに、本家ダンヒル「ロイヤルヨット」の私のレポートはココにあります。 さて、「ロイヤルアイランド」の開封時の香りは、程好く熟成された干草系です。余り発酵系の臭みがないので、干草系の匂いの中でも比較的取っ付きやすい匂いです。カットは細めのリボンカットで、湿気はやや強めに感じます。 これを火皿内径20mmのパイプに詰めて着火しますと、やや酸味が先行しつつも、適度に熟成されたバージニア葉による紅茶系の味が来ました。何だか微妙にペリクが入ってそうなコクのあるウェットな熟成感があって、甘味もあり、かなり美味しい煙草だと感じます。本家のダンヒル「ロイヤルヨット」はバージニア・ストレートのブレンドになっているという話なのですが、今回の「ロイヤルアイランド」も同じ葉組だとすると、かなり上手い加減で熟成をかけているイメージです。 火付きと火持ちは特に問題はありません。やや燃え進みが遅い感じがしますが、火が消えやすいとか、吸いにくいとか、そういう感じはありません。 本家「ロイヤルヨット」を吸ったのは、もう8年も前の事ですので、記憶が定かではないのですが、少なくとも当時のレポートを読む限りに於いては、今回の「ロイヤルアイランド」はレプリカとして非常に良く似た味を出せているように思います。全体的に本家よりちょっと軽い仕上がりになっているような気もしますが、ニコチンも強めに効きますし、イイ線行ってるのではないでしょうか。喫煙中盤辺りから甘味に軽さが出てくるのですが、それも本家と似ています。 喫煙中盤からの喫味は終盤までそのまま続き、結局そのまま喫煙終了。燃え進みは遅くて、喫煙時間が長め。で、その為もあってなのか、ニコチンの効きが強く感じられました。後味には干草系のコクが残り、残り香は焚火系でした。 全体的に見て、程好く熟成されたバージニア・ストレートの美味しい煙草だったと思いますが、ニコチンが強く効くので、空腹時の喫煙は避けた方が良さそうです。 本家「ロイヤルヨット」の後継として、やや軽い仕上がりだとは思いますが、喫味は良く似ていたと思います。本家と同時に吸って比べたら違いが分かるかとは思いますが、そうでなければ製造ロットによる個体差程度の違いしかないように感じます。このように上手く作られた煙草なので、諸般の理由で製造が打ち切られたのは残念です。 [上手く作られた煙草ブログは此方 Click!] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[パイプ煙草インプレ] カテゴリの最新記事
|
|