テーマ:パイプたばこを吸おう(1863)
カテゴリ:パイプ煙草インプレ
ソラーニの「131」を吸っています。所謂「レッド131」です。最初に吸ってレポートしたのは2014年5月でしたから約7年前ですが、その間に缶のラベルが変更になり、警告表示の面積が増えると伴に、その警告がシールではなく直接印刷された日本向け専用タイプのラベルになっています。時代の流れですね。orz この「131」は、吸ってみると果物系の着香煙草なのですが、缶のラベルには「VIRGINIA,BURLEY」と記載されていますから、非着香煙草と誤解する方もいらっしゃるかも知れません。それ程強い着香ではありませんから、非着香好きの方でもそこそこ行ける煙草だと思うのですが、購入時には気を付けた方が良いと思います。 で、今回7年ぶりの喫煙なのですが、当時のレポートと今回の喫煙では少しイメージが違っています。7年前は微妙に糞尿系の臭みを感じたのですが、今回そういう匂いは殆ど感じません。そういう匂いがあると思って注意深く探せば、その系統の匂いがあるにはあるのですが、意識しなければ気付きません。 例えば「スカトール」という物質は強い糞臭を出しますが、「低濃度では花の香りを呈し、実際にオレンジ、ジャスミンやある種のトロピカルフルーツの花の香気成分に含まれている」そうです。この煙草の香りも、もしかしたらコレで、着香の残り具合によって糞尿の匂いに感じたり、果物系に感じたりするのかも知れません。そう言えば、先日我が家で購入した「ふぐ刺し用醤油」にも、かなり強い柑橘系の果汁が入っていたのですが、これも瓶の口に鼻を近付けて匂いを嗅ぐと、かなりの糞臭を感じます。これはきっと「スカトール」です。 このように、「匂い」のポジティブな表現である「香り」とネガティブな表現である「臭み」との間には明確な境界線はなく、「匂い」の濃度や成分の混ざり方、或いは各個人の感受性によって「香り」にも「臭み」にも感じられます。或いは常に「臭み」と表現されるような匂いでも、例えば納豆やブルーチーズ、煙草で言えばラタキアの匂いのように、その味が好きな人にとっては、むしろその「臭み」こそが好ましいと感じる事さえあります。先日食べた国産ブルーチーズは、熟成が足りていなかったのか、臭みが殆どなく、あまり美味しくありませんでした。 このように、「匂い」というのは非常に曖昧なものなので、それを以って物の価値を決め付けてしまうのは、実は適切ではないというお話でした。ちゃんちゃん。(笑) [好ましい煙草ブログは此方 Click!] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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