テーマ:パイプたばこを吸おう(1863)
カテゴリ:パイプ煙草インプレ
すっかりラインアップの減ったラールセンのパイプ煙草の中で、「ファイン&エレガント」と共に生き残っているパウチ物が、今回吸っている「スイートアロマティック」です。この煙草を最初にレポートしたのは2011年8月の事でしたが、この時既に何度か吸っていました。 この煙草、以前は「ザ・マスターズブレンド」という名前で、ラールセンの他のパウチ物とはちょっと違う位置付けをされていて、パウチデザインもこれだけ特別仕様になっていました。その後、パウチデザインが変更される度にちょっとずつ呼び方が変わって来て、一時期は「ザ・マスターズブレンド」と「スイートアロマティック」の二つの呼び方が併記されていた時期もありました。で、今は「ザ・マスターズブレンド」という表記はなくなり、単に「スイートアロマティック」とだけ表記され、パウチも他のラールセンのパウチ物と色違いの同一デザインになっています。多分、ラインアップの減少に伴って、これだけ特別扱いする意味がなくなって来たのでしょう。流れとしては当然かも知れません。 同社のパウチ物の中で以前は特別扱いされていただけあって、この煙草の味わいはパウチ物の中でも出色の出来だと感じます。喫味の方向性としては同社の100g缶「シグナチュア」とかダン・タバコ社の50g缶「ブルーノート」と良く似ており、且つブレンドとしての出来栄えはそれらと肩を並べるぐらいだと個人的には思っています。それ位の出来だからこそ、ラールセンの減ってきたラインアップの中で、今でもしっかりと生き残っているのでしょう。 少々残念なのは、これも含めてラールセンの現行ラインアップの煙草が、どれも似たような方向性の喫味になってしまっている事です。それらは「果物系」とか「柑橘系」、或いは「爽やか」「華やか」といったキーワードで表現されるような喫味の着香物で、「マッタリ」とか「コク」、或いは「出汁系」「ナッツ系」といった言葉で表現されるような喫味の煙草がありません。私がパイプ煙草を嗜むようになる以前は非着香バージニア系のフレイク物さえあったラールセンのラインアップですが、そのフレイク物だけでなく、ラタキア物、ナッツ系、チョコレート系、非着香バージニア系もどんどんなくなって行き、今では一つのブランドとして「それで良いのか?」と言いたくなる程のラインアップしかありません。 ま、ブランドとして生き残っているだけでも良しとしなければならないのかも知れません。 ついつい愚痴を溢してしまってますが、「スイートアロマティック」自体は、とにかくパウチ物としては非常に良く出来た着香煙草ですから、きっとこれからも何度も吸う事になるでしょう。 美味しい煙草です。 [良く出来た煙草ブログは此方 Click!] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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