テーマ:パイプたばこを吸おう(1863)
カテゴリ:パイプ煙草インプレ
新製品レポートの続きです。今回はダン・タバコ(DTM)の「コペンハーゲン No.35」を吸います。一連のDTM製パイプ煙草の新製品には、同じシリーズ名らしきものを与えられた銘柄があって、今回の「コペンハーゲン No.35」は次回吸う予定の「コペンハーゲンキャベンディッシュ」とシリーズになっているようです。更に、この煙草の缶に描かれた建物の絵は、同社の「ロンドンブレンド」と同じです。ですから、それともシリーズになっているのかも知れません。ただ、「ロンドン」と「コペンハーゲン」を同じシリーズにするというのは、少々無理があるようにも思えますが・・・。 ま、とにかく開けてみましょう。 開封時の香りは、バニラとシロップとドライフルーツが入ったクッキーのような甘い香りです。ほぼお菓子系ですね。カットはリボンカットで、湿気は普通です。 これを火皿内径20mmのパイプに詰めて着火しますと、ちょっと果物が混ざった優しいバニラ香と、シロップ系の甘味が来ました。そして、全体に何か焼き菓子のようなロースト臭が微かにあって、やっぱり美味しいクッキーのような喫味になっています。 火付きと火持ちには特段の問題はありません。燃え過ぎる感じもありませんから、イージーに吸えると思います。 喫煙中盤になると、喫味に太さが出て来たように思います。バニラクッキーっぽさは変わらないのですが、意外に味わいが太くてコクがあります。単純なお菓子味とはちょっと違うのです。輸入元の解説では「カナダのメープルシロップ、バニラ、ハチミツを加えたフレーバー」とあるのですが、このコクの太さは何に由来するのでしょう。葉っぱが濃い赤茶色でしたから、深めの熟成をかけているのかも知れません。 喫煙終盤でも太いコクのバニラクッキー味が続きます。単純なお菓子味だと、軽々しくスイスイ吸ってしまう事になりますが、この煙草には太いコクがあるので、思っていた以上にじっくり味わいながら吸えます。バニラクッキーの皮の下にコクのある本格派が鎮座しているとでも言いましょうか・・・。このコクのお陰で、最後まで深い味わいを楽しめます。 という事で喫煙終了。後味は薄いバニラクッキーに太いコク、残り香はバニラクッキーでした。 全体的に見て、お菓子系の薄皮の下にコクで吸わせる本格派が隠れていたという感じの煙草でした。 こういう喫味のDTM製パイプ煙草って、他にありましたっけ? DTMと言えば「美味しいフルーツ系の着香煙草」というイメージがあるので、こういうコクで吸わせる煙草は余りないような気がします。そういう意味では、DTMの別の一面を見させてもらったという感じがします。 今回の一連の新製品輸入開始によって、日本で入手できるDTM製パイプ煙草の銘柄数が一気に増えました。そして、今回の「コペンハーゲン No.35」のような煙草をDTMも作る事が出来るのを知りました。良い収穫だったと思います。 [別の煙草ブログは此方 Click!] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022.03.09 17:30:06
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