鎧を纏う低属性
遅まきながら明けましておめでとうございます。正月は、小旅行や美味しいものを食べたりと自堕落に過ごしておりました。(DVの緊急保護が織り込まれていたりしましたが・・)さて、本年の目標はいまだ明確に定まらず。粗々のものはイメージできても細目が問題です。もう少し考えてみたいと思います。正月に学生時代の友人と色々と会って話していたりしました。実感するのは自分は低属性の自営業者なのだと。自立心に富まないサラリーマンはそこが一番心地よく、更にピラミッドの上方近辺であると錯覚している人達が殆ど。その価値観は前世紀までは間違いではなかった。しかし、ここ十年あまりで恐ろしいほど世の中のモメンタムが変わった。2000年高橋俊介先生に感化されてHuman Resourceの勉強にはまった。そして嗅覚が研ぎ澄まされた直後に銀行の退職を決め某戦略系コンサルティング会社の入社が決まる。Joinを目の前に心臓疾患を患い断念した。遡る事2年ビジネススクールで同じワークグループだったドイチェから借りた「Rich dad, poor dad」既に競売で動いていた自分には資産形成の手段として、特段の新味はなかった。しかしながら、例の資産と負債の行、クアドラントのコンセプトメイキングの件、これには大変なショックを受けた。その直後に触れた「Nothing down」これが決定打になった。自分が思い描いていたあるべき自分と現状の自分のGAPを埋めてくれる極めて効果的でReasonableな考え方これによって頭の中が交通整理された。あれから10年余り転職やキャリアチェンジ、セミリタイアを経て・・辿り着いた現状は低属性の事業家・投資家である。低属性とは随分と自虐的であるが、銀行出身者の目から見れば、現況の自分は紛れもない低属性者なのである。決まった日にCFのstreamがある公務員やサラリーマンのほうが裏付け面で読める人達だからである。ただ、自分を虐げながらも又、低属性ながらもサラリーマン時代には味わえなかった生きている実感と手応えを感じ始めている。異なる世界観、それを共有する幾多の事業家・投資家達との出会いミッションを共有するNPO団体、ボランティアグループ、プレッシャーグループサラリーマン時代に教えてもらい経験したことを総動員して事業や各種活動に邁進する情熱圧倒的なCFを生む事業とその再投資活動自分が思い描いてきた理想郷がそこには確かにある。それを実現するための内なるLearning organaizationと今後の事業展開。低属性ながらも知識と行動力と資本を増強させて複数の金融機関とお付き合いできている。(資産背景の充実によって負債勘定の増加に耐えうるF/S実現)複数のCFのstreamを徐々に確立させ、事業体そのもののstreamlineも決して忘れない。筋肉質な流線型事業体は、世知辛く不確実な世の中にあってその流体抵抗を極限まで低下させながら前へ突き進む。流線型事業体のハンドルを握るドライバーは筋肉質どころか華奢でどこか頼りなく、人間力もまだまだ・・ただ、不完全ながらその不完全さを楽しみつつ成長していきたいと思うのです。もちろん舵取りをするdriverという事だけではなく、実現する推進力(driver)としての位置付けが必要です。この10年でやってきたことできたこと、できなかったこと、やりたいことこれから10年で到達していく道程を検証し整理し、今年の目標を決めてみたいと思います。