アルジェリアの悲劇
忙しさの中でアルジェリアの事件のニュースに接しどんよりしているstaycoolです。あまりにも惨すぎましたね。前職の同僚のご家族が当該企業におられましたので他人事ではありません。自身も学生時代は、マグレブ3国は大好きで(特に日の沈む国)1年おきに訪問しておりました。アルジェリアへの移動の様子について当時の旅行記で振り返っておりました。マルセイユでアルジェリアのVisaを取り、スペインへ移動。アルヘシラスからジブラルタルを渡ってタンジェへ。陸路で国境を越えようと試みるもなぜかできなかった。(後に賄賂に応じなかったことが原因と判明)元来た道を戻りマルセイユへ。そこから何日か滞在して海路でアルジェへ。治安が良いとは言えずエジプトやモロッコに滞在するような楽しさはなかった。それでも市場は興味深いし、人は概して良かった。国内に不穏な空気が流れ始めたのはおそらくこの直後だと思う。当方のように物見遊山で無責任に旅行している人間が無事に帰還する一方で任務を背負って当地に赴任し不幸にも大惨事に見舞われる方々もいる現実。不条理だが、仕方のないこと・・犠牲者の遺族はそう分かっていながらも決して割り切れるものではないのだろう。時代が違うといえばそれまでだが、今回の事件は他人事ではないと思う。海外に出て行く人たちは今回のような厳しい現実から目を背けてはいけないと思う。国際化やグローバル人材の育成が叫ばれて久しいが、海外では常識では考えられないことに遭遇することがある。単に外の世界で商売をするというよりは日本人の誇りと威厳を以って様々な困難に耐えながらの苦難を感謝されるという喜びに変えられる人のみにグローバル人材の資格が与えられるのだと思う。亡くなられた方々のご冥福をお祈り致します。