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カテゴリ:土に遊んで貰う
窯はじめ なんて言葉があるのか ないのか
そんなの関係ない ですが 今日 焼き物の素焼きを行いました 去年 身代わり茶碗の1件以来 どうも 窯に火を入れるのがおっくうで 一度は その時 残っていたものを素焼きしたものの 釉薬かけずに放ってあるし 新たに成形したものは 年末素焼きする気にならず 無理しないで その気になるまで 置いておくことにしました いつか気が向いたら と 思っておりました ところが昨日 ささやかな新年会をひらいた時 出てきた湯飲みが どう見ても 穴窯の火色のような気がしました そこの料理屋の旦那が 焼き物好きということは 存じていましたので 出された湯飲み茶碗は 旦那が焼いたのかと尋ねたところ 旦那の知人の 信楽の窯元に依頼したのだといいます そして 旦那の奥さんが 10年来 焼き物修行中ということで 焼いたものを見せてもらったりして 大いに 盛り上がったのでありました じゃ 自分も また 焼いてみようか と思い至り 風もそんなに冷たくなく 素焼きの窯に 火を入れました 故意に 重く雑に作った茶碗2つ 風船作りの 香炉1つ そして これが メインのつもりだったのですが ま~るく ま~るく 軽く 仕上げた茶碗1つ 以上の4つを 素焼きするのです るんるんで楽しく の筈だったのに そのメインの茶碗が 乾燥場から取り出すときに コツンと 階段の角に当たって 自分にしては丁寧に仕上げたつもりの 口縁が ポロリ 深いため息が出ました ガックリであります でも そのまま捨てるのは 惜しいので そのまま焼いて見ます もし出来が良ければ 金接ぎの練習台にしようかと 未練たらしく 考えております 出来が悪ければ 伝説の口欠け茶碗になるよう 何か逸話を作ろうか なんて 企んでおります まことしやかに箱書きし 知人に送るのであります お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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