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テーマ:読書日記(1751)
カテゴリ:読書感想
それは宇宙人のしわざです 竜胆くんのミステリーファイル [ 葉山透 ] 「9S」「0脳者ミナト」などを書いた著者の作品。 タイトルに魅かれて読んでみたが、なかなか おもしろい。 普段、このようなミステリー小説の類を読まない わたしですが読んでみると新鮮でした。 登場人物の2名を紹介します。 まずUFOオタクの天才ヒキコモリ高校生。 頭が良くてなかなか格好いい。 そして超高層マンションの最上階に家族と離れて一人で 住んでいる二宮竜胆(りんどう)。 宇宙人は存在すると信じて疑わない少年。 そしてもう一人の登場人物は、華やかなファッション誌の編集部で 働いていたのに入社2年目にして突然アトランティスという 小さな雑誌社に異動になった園田雛子。 この2人のキャラクター設定が何より面白い。 2人の男女が3つの事件というほどの事件でもないのだが 解決していくストーリー。 UFOや宇宙を題材にしているというストーリー設定が なかなかユニークで読者を著者の葉山透ワールドに ひき込まれていく。 最後の章は、竜胆がオートマンと通信を行っている。 日本語を理解するオートマン。 宇宙なんて遠い存在だった私が、この本を読み終わる頃には 宇宙人と会話できる日もそう遠くないのではないかと思えてくる。 そう竜胆のように。 エピローグにあるように おかえりなさい。オートマン。 ただいま、RN。 はじめまして。RN。 そんな会話ができるように思えてくる。 宇宙や宇宙人・・ありえないストーリー展開なのだが、 読み終わったころには読者皆をワクワクさせてくれる そんな1冊だ。 それは宇宙人のしわざです
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Last updated
2018.04.02 08:09:00
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