ハーブと一緒に私のスマートライフ

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1960年生まれ。
東大医学部卒業の著者が60歳以上の人達に向けて
老いへの不安を吹き飛ばすヒントを
わかりやすく紹介している1冊です。

「人は人、自分は自分」という考えを持ち
自分のやりたいことをやる生き方を
勧めています。

認知症が不幸だと決めつけてはいけない。
認知症の大半は多幸的になると著者は言います。
「ボケたぐらいで落ち込んでいられるか」
「できることはまだあるのだから頑張るぞ」
というマインドが大切なんですね。

お金に関しては、「老後2000万円」問題にも
言及し、本当にお金に困ったら生活保護も
ありうると書いている。

高齢者の運転免許返納に関しては
事故を起こさない車を開発して
高齢者から運転免許を奪わないでほしいとも。

健康に関しては、家族がいろいろ言うが
好きなモノを食べるのが一番だという。
自分の楽しいように生きるのが60代からは
得なのだと。

医者が言うから血圧の薬を飲むのはやめよう。
医師の言葉を鵜吞みにせず、
自分の判断で薬を調節して血圧を
コントロールをすることの方が大切だと。

認知症を恐れず、肩書や地位といったものと
適度に距離をとる。
自分が本当に熱中できるものに取り組むなど
60歳からの生き方を60歳になった著者の視点で
書いている。

人生100年時代。
60歳は老人とは言えない世の中だと思う。
しかし、日本の会社ではほとんどが60歳を定年とし
65歳から年金受給資格を得る。
この本を読めば、今の日本の現状を受け入れ、老いることへの不安を
１つ１つ解決できるかもしれない。

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