カテゴリ:BLEACH SS
二年生の一学期初日は、同時にチャドの誕生日だった。
「おめでとう!」 最初に祝いを述べたのは、何故か織姫である。どうも、メイド服着用でテンションが上がりっぱなしらしい。 「井上、その服は……」 「これで新入生を勧誘するの!あたしとみちるちゃんがメイドで、石田君が執事さん。で、これが庭師さんのお洋服!」 どんな理由でプレゼントを決めている。 というか、 「……忍者、じゃないのか?」 ド派手なパッケージの中から登場したのは、誰がどう見ても忍装束だ。 「上様のお庭番は、普段は庭師なんだよ。チャド君ならスケハチというよりハンゾーかな?」 「そう……なのか?」 イマイチよくわからないのは皆一緒だ。探り合うような視線は、結局鈴に集中。 「……確かにそうだったらしいけれど、その格好で枝を切ったりはしないと思う」 「え、そうだっけ?」 「井上さん、俺一日が誕生日だったんだけどっ!」 「あ、浅野君のもあるよ」 「「「太鼓持ち?」」」 「何で皆同じこというんだよー!」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年04月05日 22時33分33秒
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