カテゴリ:暴れん坊将軍
盗人を見かけため組の若い衆、捕まえようとするが連発銃で追い払われる。
その報告が南町奉行から江戸城に上がるが、常識からいえばそんな銃はありえない。 短筒作りでぼろ儲けの近江屋の手先、凄腕の弥吉を連れ戻そうと殴り倒したところで新さんに持っていかれる。 弥吉はめ組にも出入りしていたが、妻子を残し姿を消していた。 包丁作りとかつまらない、と言っていた男なので、大きな仕事がしたくて出て行ったんだろうと思われている。 やっとこさ地元に戻ってきた弥吉だが、息子の正太は他の男を父だと思っており、母は「あの子のため黙って姿を消してくれ」という。 「弥吉がもし生きているのなら、どうか無事でありますように」 と祈っていた母は、それでも息子より孫を愛していた。 どちらかというと、孫より息子を選ぶのがありがちのような気がするが。 近江屋は弥吉を諦め、彼が残した絵図面で他の職人に短筒を作らせようとするが、目をつけたのは……。 弥吉の元女房お加代、彼が帰ってきたと聞いて取り乱す。 弥吉のほうは新さんに説得され、自首する気になるが、せめて息子に手作りの電電太鼓を渡したいと願う。 だが、様子を窺ってみればおかよは労咳で死に掛けており、老母に「お前が一番悪い!」と詰られる。 そしてついつい、治療費稼ぎの道に走ってしまうのだった。 お加代の今の亭主太助、金のために近江屋の元に行ってしまう。 まだ、仕事が短筒作りとは知らない。 母に「あいつを連れ戻す」と請合った弥吉、返り討ちになり新さんに全てを明かす。 弥吉は助からず、その最後の誠意は多分身内の誰にも伝わらない。 でも身から出たさびなので仕方ないんだろう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年05月28日 18時23分42秒
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